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Image:LEGO

LEGOが、今年50周年を迎えた往年のテレビゲーム機「Atari 2600」をモチーフとした組み立てセットを、米国や欧州で8月1日に発売すると発表した。日本では馴染みが薄いかもしれないが、米国のアラフィフ世代には懐かしいゲーム機をブロックで再現している。

Atari 2600は、1977年にAtari Video Computer System(VCS)として発売され、その後Atari 5200の発売に伴ってAtari 2600に改名した、米国テレビゲーム往年の名機。今回のLEGOセットは、この改名後のモデルがベースになっている。

LEGOは2020年に、任天堂の米国版ファミコンことNintendo Entertainment System(NES)を再現したセットを発売しているが、このLEGO NESでは、いまやレトロ感のあるブラウン管式テレビもセットに含めていた。それに対して今回のLEGO Atari 2600は、ゲーム機本体と稼働するジョイスティック型コントローラーという、よりコアな構成になっている。

また、ゲームをプレイするのに必要なROMカートリッジも、「アステロイド」「アドベンチャー」「センチピード」の3本が付属し、実際にAtari 2600本体に装着可能になっている。3本のゲームの画面を再現したミニオブジェも良い雰囲気だ。さらに本体のフロントパネルを開くと、1980年代初頭のゲーム部屋の風景を再現したミニジオラマが現れる。

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LEGOデザイナーのChris McVeigh氏は、「Atari 2600は、私が子供の頃にもらった最も思い出深いプレゼントのひとつ」だと述べ、「AtariとLEGOという2つのアイコンをこの素晴らしいセットでひとつにするのは、最高の経験だった。このクラシックなゲーム機を組み立てて、ピクセルが冒険の世界を描いていたあの幸せな日々に戻っていただけることを願う」と語っている。

LEGOのAtari 2600セットは、総数2,532個のブロックで構成される。「そこは2,600個にせんかい!」と全力でツッコミたい気持ちはぐっとこらえて、購入者は幼少期の思い出に浸っていただきたい。セットの価格は240ドル。日本円に換算すると約3万3,000円になる。参考までに記しておくと、PlayStation 5 デジタル・エディションの希望小売価格は3万9,980円(税抜)だ。