IMSA公認シリーズが2023年、アメリカ・イリノイ州シカゴのストリートコースで開催されるNASCARカップシリーズに加わることが明らかになった。
7月19日に発表された、2023年7月1~2日の週末に開催されるNASCARシカゴ・ストリートレースは、シカゴのダウンタウンに合計12のターンを設置した全長2.2マイル(約3.54km)の特設ロードコースでレースカーを走らせるもの。
提案されたレイアウト案は、ミシガン湖とグラントパークを背景に、レイク・ショア・ドライブ、ミシガン・アベニュー、コロンバス・ドライブなどの主要道路とその周辺の大通りを走行するものとなっている。
NASCARのレース開発・戦略担当シニアバイスプレジデントであるベン・ケネディは、「これは、史上初のNASCARカップシリーズのストリートレースにとって理想的な環境である」と述べた。
「NASCARカップシリーズのNextGenカーとIMSAマシンが、シカゴのダウンタウンにあるミシガン湖畔でレースを行うことは、このスポーツにとって本当に歴史的な瞬間となる」
「このコンセプトを実現するために協力してくれたシカゴのロリ・ライトフット市長と彼女のチーム、そしてシカゴ市全体にとても感謝している」
現在のところ、まだ名称が決まっていないIMSAのイベントは7月1日(土)に開催される予定。大会名称については後日アナウンスされる。
Sportscar365は来月、ロード・アメリカでの今季第10戦『IMSAファストレーン・スポーツカー・ウイークエンド』の中で開催される“ステート・オジ・ザ・スポーツ”の講演で、2023年シーズンの大部分のスケジュールが確認される可能性が高いことを理解している。
7月上旬の週末は、カナディアンタイヤ・モータースポーツ・パーク(CTMP/通称モスポート)でウェザーテック・スポーツカー選手権とミシュラン・パイロット・チャレンジが開催されるのが恒例となっている。しかし、来年のCTMPイベントの開催状況や日程はまだ確定していない。
ウェザーテック・スポーツカー選手権とパイロット・チャレンジ以外のIMSA公認シリーズは通常、ひとつの週末に2レースが開催される。