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積載問題を解決したアウトドア仕様、可愛いだけじゃない実力派だ

ジムニーでアウトドアキャンプを楽しむためには、大きな問題点がある。それは積載性だ。1人や2人でのキャンプならまだ問題ないが、家族でのキャンプとなると話は別。今回、紹介するワイルドグースのデモカーは、家族4人でのキャンプを可能としたアウトドア仕様だ。

【写真18枚】かわいい見た目で実用的! ワイルドグースのジムニーカスタムを写真で見る

外観は、オーナー奥さまの好みでサンドベージュとホワイトのツートンで全塗装。かなり可愛いクルマになっている。リフト量は2インチアップ。これは、好みのタイヤを履くためと、ルーフラックに積載した荷物に対応するため、コシのあるサスペンションが必要となったからだ。前後のバンパーは、ダムドのthe ROOTS。さらに、タックのSSグリルがランクル40テイストで可愛い。各部をホワイトで塗り分けているのもおしゃれ。

ダムドのthe ROOTSバンパーとタックのSSグリルの相性が抜群。塗り分けで、さらにおしゃれ度が増している。

ヒッチカーゴには、車体側のテールランプと連動して動くLEDランプを設置。積載時の安全性にも気を使っている。

オープンカントリーR/T185/85R16にディーンクロスカントリーの組み合わせは王道スタイル。

問題の積載系は、タフレックのルーフラックに、ワイルドグースのヒッチカーゴをダブルで装備。コンテナボックスをうまく使い、収納を増やしている。ヒッチカーゴにはテールランプを設置し、後方からの視認性にも備えている。この2つの積載アイテムでジムニーの積載問題を解決。家族4人でのキャンプを楽しんでいるのだ。

ワイルドグースのクラッチ&ブレーキスタートキャンセルキットを装着。フルフラット時にかなり役立つアイテムだ。

NEO PLOTのフリーストップドアオープナーを先行して装着。実際使うとかなり便利とのことだ。

ワイルドグースのリアゲートインナーレバーキットは、車中泊時にリアゲートからの出入りを可能に。

このクルマはほかにも工夫がいっぱい。シートアレンジをフルフラットにしたままエンジンをかけたい時に、クラッチを踏まなくてもいいスターティングスイッチや、リアゲートを車内から開けることのできるオープナー、フリーストップリアゲートダンパーなどを装備。可愛いだけでなく、実際の使用を考慮しさまざまな工夫を凝らす。ユーザーの意見を反映し、一緒に問題を解決していくクルマ作りがワイルドグースの真骨頂。本当に楽しんでいるユーザーの笑顔がそこにある。

癖のない素直な特性、絶対的なストロークが武器だ

アウトドアユースや街乗りをメインにしながら、オフロードでの走破性を考慮したというワイルドグースのContinueサスペンションキット。1インチアップ、2インチアップ、3インチアップの3種類をラインナップし、もっともオフロード走行に適している2インチアップ仕様を今回はテストに持ち込んだ。

ルーフバックをルーフラックに載せて走ってもフラつきは皆無。安定感抜群のサスペンションだ。

ペニーレインのスクエアバンパーがJB74のシルエットにジャストフィット。オフ走行時に頼りになるバンパーだ。

最大の特徴はフロント495mm、リア540mmの長さに対応したストローク。JB64/74用のダンパーとしてはかなり長め。4×4エンジニアリングサービスのビックカントリーダンパーを採用。14段の減衰力調整機構を持ち、さまざまな走りに対応している。今回のテストフィールドは、オンロードとクロカン。さっそくインプレッション開始だ。

足元を演出するのはブラッドレーV。ひと昔前のブラッドレーと異なり、かなり軽量化されているのだ。

Continue 2インチアップコイルは、ロングストロークのビックカントリーダンパーに対応。癖のないストロークフィールが特徴だ。

まずオンロード。ストリートを重視したと言うだけあってかなり快適。減衰力調整式ダンパーの設定次第でワインディングでのスポーツ走行にも対応。基本的な前後バランスの良さから、不快感はまるでない。ルーフラックに荷物を載せたとしてもこの安定感は崩れないだろう。

4×4エンジニアリングのビックカントリーダンパーは、かなりのロングストロークを誇る。14段減衰力調整式も武器の1つだ。

全長変更とキャスター補正を行なった強化リーディングアーム。オフロード走行時に大径タイヤを履く際に必須。

次にオフロード。なんと、北風氏、このクルマでのトライアル参戦が決まっているとのこと。それを前提に試乗開始。絶対的なストローク量の多さがこのクルマの武器だ。かなり深いモーグルで、届かないと思っていた高低差にタイヤが届く。捻り具合も上々でクルマの動きも落ち着いている。アクセルオン時のトラクションが良く、狙ったラインをトレースできる。正確な操作が求められるトライアル競技で、このステアリング特性はありがたい。基本的にクルマの動きが素直。ドライバーの操作を阻害する要素がまったくない。これはセクションを選ばず走れるということ。入賞の報告もきっと早いうちにあるだろう。十分戦える仕様と言えるだろう。

SHOP’s VOICE(北風宏治さん)

オーナーの要望であるレトロ感を大切にしつつ、さまざまなアイテムをチョイス。使用用途はキャンプなので、積載量を多くするためルーフキャリアとヒッチカーゴを装備。車中泊も考慮したさまざまな装備を搭載しています。

ワイルドグース ☎0565-32-2732 http://www.wild-goose.jp/

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