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日本の電力供給は、東京電力の前身「東京電灯」が1887年に東京・南茅場町の直流発電所から送電を始めたのが始まりだ。草創期の史料は関東大震災でほぼ焼失したが、数少ない史料の一つで、政府と東京電灯が交わした文書などをまとめた「官庁令達指令書類」(250ページ)が東電に残っている。 当時は電力…