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<p>新型コロナ 感染者数 過去最多 分科会 尾身会長に聞く 行動制限は | NHK</p><p>感染拡大への対応は? 夏休みはどう行動すれば? 新型コロナウイルスの感染が急拡大するいま、政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長にインタビューしました</p><p>【NHK】急速に感染拡大が進む新型コロナウイルス。20日、全国で15万人を超え、過去最多の感染者数を更新しました。30府県でこれま…</p><p>ただ、すべての診療所にやっていただくのは、あまり現実的ではない。診療所の方も一般の患者さんを診ているわけです。それを全部やめてコロナに対応するというわけにはいかない。 地域の医療のなかで役割分担もあります。診療所でも一般の患者さんも診るけれども、コロナの患者さんもできるだけ診ていただくという、なるべく多くの医療機関に参加してもらうことが、これから求められると思います。 もう1つは健康観察です。感染者は保健所がすべて把握する、健康観察をするということになっていますが、重症度に応じて、むしろ患者さんのほうから相談する窓口をしっかり作っていくような、柔軟な方向の体制に変えていけばいいのではないかと思います。 「コロナを5類に」ありきではない 感染症法上の扱いを「2類相当」から「5類」に変えていくということでしょうか。 尾身会長: 私は、そのかい離を少しずつ埋めるために、どんな変更が必要か、どんな新たな対応が求められるか、十分議論する必要があると思います。どのようなギャップの埋め方をすれば、いちばん適切な対応になるかという議論をしっかりすべきです。 「2類相当か5類か」を最初に決めるのではなくて、どのようなギャップの埋め方をすれば、いちばん適切な対応になるかという議論をしっかりすべきです。全数報告するかどうか、健康観察をするかどうかなど、法律の実態的な運用という意味では徐々に5類に少しずつ近づいていることは現実にあると思います。 今ただちに、5類にすると断定的に決めた場合、「すべて個人の責任で対処してくださいよ」ということになる。 しかし、5類になると、自分で費用を捻出することになる。そういうこともあるので、しっかりと、法律はどういうことか、何がそのギャップを埋めるために求められるかの議論をみんなでしっかりすることが大事だと思います。 例えば定点のサーベイランスなど、国でも考えていると思いますが、考えていく必要があると思います。</p>