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<p>降格危機の神戸、W杯控える日本代表、コンディション不良の自分…大迫勇也は何を思う | サッカーキング</p><p>🇯🇵選手コラム🇯🇵 降格危機の神戸、W杯控える日本代表、コンディション不良の自分…大迫勇也は何を思う ✍️🏻編集部より 「元川悦子さんによる選手フォーカスコラム。今回は大迫勇也に焦点を当てています」</p><p>国際Aマッチデーの中断期間に入っていたJ1リーグが18日から再開。16試合終了時点で最下位に沈んでいるヴィッセル神戸はここから反撃体制に入りたかった。 「通常···</p><p>一方で大迫には5カ月後のカタールワールドカップという大舞台が控えている。2022年に入ってからは1、2月の最終予選2連戦しか出ていないが、森保監督の信頼は変わらない。6月4連戦で“脱大迫”の道筋を見出しきれなかったこともあって、ベテランFWの復帰を待ち望んでいるに違いない。 大迫自身もロシアW杯以降、長谷部誠や本田圭佑ら年長者が去り、「自分が代表を引っ張っているという自覚はある」と繰り返し発言。絶対的エースとしてカタールに赴き、ベスト8の壁を破るつもりでいた。そんな矢先のケガの連鎖に困惑しているはず。4月上旬のオンライン取材時には「このままではW杯には選ばれない。この状況を少しでも好転させるようにしないといけない」と焦燥感をのぞかせていた。 それから2カ月が経過し、神戸も代表も彼自身も状況が大きく改善していない。非常に頭の痛いところだが、ズルズルとピッチに立ち続けていたら、コンディションが劇的に改善することはない。それだけは確かではないか。 30代になれば、どこかしら痛みや不調を抱えながらプレーする選手は少なくない。南アフリカW杯で活躍した松井大輔も「30代になればフィジカルの状態は確実に変わる。32~33歳くらいで1回頭を切り替えないといけない」と話していた通り、大迫も今、そういう時期にさしかかっていると言っていい。その現実をしっかり認識したうえで、ベストに近いパフォーマンスを出そうと思うなら、一度しっかり休んで、心身ともにリセットすることが最善策かもしれない。 もちろん、神戸の公式戦は次々とやってくるし、7月には日本開催のEAFF E-1選手権もある。9月にはカタールW杯前最後の国際Aマッチデーも控えている。万が一、9月に代表に戻れなかったら、自身3度目のW杯出場も消え去る可能性が大。最悪のシナリオを回避するためにも、中途半端な状態から脱すること。それが近道ではないか。 今は大迫のキャリアにとって非常に重要な時期。悔いの残らない人生を歩むためにも、本人と周囲には「ここで何を優先すべきか」を今一度、真剣に考えてほしいものである。 取材・文=元川悦子</p>