<p>米下院、同性婚保護法案を可決 共和党からも多数が賛成 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – 米下院、同性婚保護法案を可決 共和党からも多数が賛成</p><p>アメリカの下院で19日、与党・民主党が提出した、同性婚の法的保護を加速させる法案が可決された。野党・共和党からも多くの議員が賛同した。</p><p>民主党は、最高裁がアメリカで長年、女性の中絶権を合憲としてきた1973年の「ロー対ウェイド」判決を覆した後に、この法案を提出した。 保守派のクラレンス・トーマス判事は判決文の中で、中絶権の見直しに加えて今後は、避妊や同性婚などの合法性を認めた過去の判例を見直すべきだと書き添えた。 しかしサミュエル・アリート判事は、「この決定は中絶に関する憲法上の権利に関するもので、他の権利には及ばない」と明記した。 共和党議員らはまた、異人種間の結婚の権利が脅威にさらされているとする民主党の主張について、黒人のトーマス判事は白人女性と結婚しているとして、一蹴している。 民主党のチャック・シューマー上院院内総務は、「これはMAGAの最高裁、右翼の過激派による最高裁だということを直視しよう」と話した。MAGAは「Make America Great Again(アメリカをまた偉大にしよう)」の頭文字をとった造語で、ドナルド・トランプ前大統領が2016年の大統領選で使ったスローガン。 シューマー氏は、「結婚尊重法」を上院で採決するとは約束しなかった。 民主党のバラク・オバマ元大統領は14年前、結婚とは男性と女性の結びつきであるとうたって大統領選を戦った。今回の採決は、かつてアメリカを深く分断した同性婚の問題について、同国がどれほど前進したかを浮き彫りにした。 調査会社ギャラップが6月に行った世論調査によると、アメリカの成人の70%が同性婚を支持しており、支持層が広がっていることがうかがえる。</p>