<p>世界の景気後退は「現存する明白なリスク」、可能性は50%-シティ</p><p>世界の景気後退は「現存する明白なリスク」、可能性は50%-シティ</p><p>米シティグループのエコノミストは世界的なリセッション(景気後退)を「現存する明白なリスク」と表現した上で、リセッションに陥る確率はなお50%とした。</p><p>ネイサン・シーツ氏率いるシティのエコノミストらは顧客向けリポートで、今年の世界経済成長率を2.9%、来年を2.6%と予測。従来予測よりわずかに下方修正した。世界の成長率は潜在成長率を下回り、米国とユーロ圏は今後12ー18カ月以内に緩やかなリセッションに陥ると予測されている。 シーツ氏らは「われわれの予想では、世界経済は全体的にはうまく切り抜け、一斉に低迷する事態は回避する」と述べた上で、「見通しへのリスクは著しく下向きだとみている。従って50%の確率でリセッションに陥るというわれわれの見方を維持する」と説明した。 さらに「世界的なリセッションは紛れもなく、現存する明白なリスクだ」と述べた。 原題:</p>