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<p>貯蓄増えなかった人が過半数、新型コロナのパンデミック期-調査</p><p>貯蓄増えなかった人が過半数、新型コロナのパンデミック期-調査</p><p>世界の主要各国・地域では、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に貯蓄が増えなかった消費者が半数以上であることが、ユーガブの調査で分かった。</p><p>この結果は、生活費危機の深刻化に対し家計には苦境を和らげるクッションがあるとの考えを打ち崩すものだ。調査はユーガブが18の国・地域の成人2万人を対象に行い、ブルームバーグ・ニュースが独占的に結果を共有。 ユーガブの調査によれば、51%がパンデミック期に貯蓄を増やせなかったと回答。貯蓄増を達成したとの回答が最も少なかったのはドイツで39%、イタリアも40%にとどまった。米国と英国、カナダも50%に届かなかった。 Uneven Savings Less than half of global consumers added to savings during pandemic Source: YouGov 今回の調査は、世界的な過剰貯蓄がインフレ高進を乗り切る上で一般世帯を助けるとの期待を損なう結果となった。むしろ、家計の不均衡な状態を示し、格差は今後数カ月で深刻化する恐れもある。 また、貯蓄が増えた場合でも高級品に費やす割合は低いことが示された。約半数は増えた分を維持し、請求書の支払いや必需品の購入に充てた人も4分の1余りに上った。コロナに伴う制限が解除された後に休日のイベントや社交行事に資金を使ったとの回答は13%にとどまった。 Savings Usage Savers asked what they did with their pandemic nest eggs Source: YouGov</p>