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<p>スリランカ、ウィクラマシンハ首相が大統領に 国民の信頼得られるか – BBCニュース</p><p>BBCニュース – スリランカ、ウィクラマシンハ首相が大統領に 国民の信頼得られるか</p><p>スリランカの議会は20日、ラニル・ウィクラマシンハ首相を新たな大統領に任命した。同国では政府に対する大規模な抗議行動を受け、先週にゴタバヤ・ラジャパクサ前大統領が国外に逃亡。その後、辞任していた。</p><p>ウィクラマシンハ首相について多くの国民は、2020年の選挙で自党が大敗したにもかかわらず議会にしがみついている、抜け目のない政治家だと見ている。この党はすべての選挙区は敗北。首相が保持している唯一の議席は、全体の得票数を反映した政党リスト方式で得たもの。 今回の投票では、ラジャパクサ氏が率いていた与党・スリランカ人民自由同盟(SLPFA)の支持を得て勝利をつかんだ。任期は2024年11月まで。 議会での演説でウィクラマシンハ氏は一致団結と、党を超えた協力を呼びかけた。政治的安定を取り戻し、国際通貨基金(IMF)と緊急経済援助の交渉を再開したい考えだ。 しかし、抗議に参加していた国民が同氏を受け入れるかは不明だ。多くのデモ参加者が、ウィクラマシンハ氏をスリランカの経済危機を招いた政治エリートの一員と考えている。 しかし抗議する人々はおおむね静かだった。結果が発表されると、主要な抗議デモ地点となっている公園に集まった人々が「ラニルは家に帰れ」と叫んだ。 抗議参加者の多くが、ウィクラマシンハ氏の勝利に失望している。 活動家のジアナ・デ・ゾイサさんはBBCの取材に、「結果には本当にうんざりしている(中略)国民を代表するはずの議員が134人も、国民の要求を無視するなんて」と述べた。 スリランカの基本情報 : 1948年にイギリスから独立した。人口2200万人で、その99%をシンハラ人、タミル人、イスラム教徒の3つの民族が占めている ラジャパクサ兄弟が何年も政権を握っていた : シンハラ人とタミル人は長年、内戦を繰り広げていたが、2009年に多数派のシンハラ人のマヒンダ・ラジャパクサ首相(当時)がタミル人分離派を下し、一躍英雄となった。弟のゴトバヤ・ラジャパクサ氏は国防相を務めた後、大統領となった。 経済危機を受けた抗議運動が広がっている</p>