晋三元首相が凶弾に倒れてから10日経(た)った。テレビ、新聞、週刊誌、ネットなどあらゆるメディアに、事件に関する情報が溢(あふ)れている。日本を代表する政治指導者が凶弾に倒れ、国内外に衝撃を与えたのだから当然のことだ。
だが、テレビのワイドショーでは、「コメンテーター」たちが真偽不明の情報を基に表面的な論評を繰り広げている。今回のような重大事件はメディアの質を露呈させるものである。
そんな中で、注目されるのが山上徹也容疑者の犯行動機。宗教団体に対する恨みがその団体とつながりがあると思い込んで氏に向かったという構図が浮かび上がるが、しかし教団への恨みと氏襲撃との間にはあまりの距離がある。事件の全容解明はここが重要ポイントだが、現段階ではそこではなく、母親の献金問題、そして宗教と政治家との関わりだけがクローズアップされているのはメディアの宗教理解不足が一因だろう。
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犯罪は社会を映す鏡でもある。家庭連合に対してだけでなく、氏についても「アベ死ね」など、憎悪を煽る書き込みがネットに流れている。「銃や弾の作製方法はネットで入手した」との供述からすると、容疑者はネット情報に日常的に接していたとみていい。教団への恨みがネット情報で煽られ、さらにそれが氏に向かったというのが実状に近いのではないか。こうしてみると、距離のある、この二つがつながった謎を解くカギはネット情報にしろ第三者に煽られたにしろ、“歪んだ情報”にあるのは間違いない。メディアはもっとここにメスを入れるべきだ。
その代わりにワイドショーが視聴率稼ぎのために取り上げるのが母親の献金問題。中でもその金額に関心が集まるが、適切な献金の在り方は、個人の内面と経済状況などから総合的に判断されるべきもので、社会通念だけでは語れない。信仰は個人の心の問題だから、信仰を持たない人間が理解するのは難しいのである。そこで問われるのが教団の信仰指導の在り方だ。
「憎悪」の原因検証を
家庭連合のホームページには「家族とは、『愛を育て、幸福と平和を学ぶ場所』」とある。氏銃撃事件の背景に、容疑者の教団への恨みがあったとすれば、愛を育て、幸福と平和を学ぶ教団の足元で、なぜ異常なまでの憎しみが生まれてしまったのか。それを自ら検証して社会に対する説明責任を果たすとともに、教団の説く家族の在り方や世界平和への貢献にどう新たに取り組んでいくのかが、宗教指導者としての教団幹部に求められている。
引用元: ・【世界日報】安倍氏銃撃、山上容疑者の逆恨みを煽ったのは「歪んだ情報」か [Stargazer★]
統一教会の広報誌が言うならそうなんだろう
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