ニッサンは6月24~26日、イギリスで開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおいて、51年前のサファリ・ラリーで優勝した『ダットサン240Z』をオマージュした『ニッサン・ジューク ハイブリッド・ラリートリビュート』がデモンストレーション走行を行うと発表した。
グッドウッドのラリーステージに登場予定であるジューク ハイブリッド・ラリートリビュートは、約半世紀前の1971年に東アフリカ・ラリーに出場したダットサン240Z(エドガー・ヘルマン/ハンス・シューラー組)の優勝を記念してデザインされた『ジューク・トリビュート・コンセプト』を具現化したもの。
外観においてはニッサンのレジェンドカーと同じ臙脂(えんじ)色のボディにブラックのボンネットフードとホイール、さらにライトポッドなど1971の車両を想起させるアイテムが備わるほか、ビンテージスポンサーロゴやゼッケン11など、240Zラリーカーのイメージを踏襲している。
車両の足回りでは、強化されたロングトラベルサスペンションを採用。265/70 R16サイズのタイヤを装着し、車両の下回りには保護を目的とする強化プレートが追加された。
インテリアはチューブラーケージが組み込まれ、ボディシェルの剛性を高めるとともにクルーの安全性が確保されたつくりに。一方、リヤシートは取り外され、スペアタイヤ用のスペースが設けられている。
このジューク ハイブリッド・ラリートリビュートは、イギリスの『The Sun』誌の編集者で経験豊富なラリー・ドライバーであるロブ・ギルによってドライブされる予定だ。なお、グッドウッドの会場では240Zのレプリカがニッサンブースに展示されるほか、ジューク ハイブリッドのイギリス初公開が予定されている。