チューニングに妥協なし! 1インチでも納得の味付け
走りと見た目にこだわるHB-1st。このクルマは外装パーツやエンジンに加えて新たに開発したサスを装着し、幅広いユーザー層に快適かつカッコいいスタイリングを提案している。「タイヤサイズごとにかっこよく見えるベイスな車高がある」と新型ジムニーの発売当初から提唱してきたHB-1st。その答えのひとつが新発売となる1インチアップサスペンションだ。
これは185/85R16サイズに最適な車高。ちょっと大きなタイヤを履きたいというユーザー向けに開発したのだが、スピードトライアルでも優勝するほどの性能もある。1インチという車高アップ量でもキャスター角の補正は必須というのが同社の考え方。そこでこのJB64でも補正&強化アームをセットし、安心感のあるハンドリングや直進安定性を実現している。
エンジンでは、エアクリーナーやインタークーラーのパイピングなどがセットとなるパイピングフルキットを装着。専用ステー付きオイルキャッチタンクも装備しエンジンに優しい仕様となっている。さらにパワーチャンバーやミニコンフルセットを装備することでパワー&トルクも大きくアップ。ただ最高値を上げるだけでなく日常でよく使う回転域も重視しているので、非常に乗りやすいセッティングとなっている。
いっぽう外装では、バンパーやボンネットもオリジナル品に交換。特にリアバンパーは純正のテールランプを流用できる。ボンネットは走行風を後方から排出する形状なので、エンジンの冷却効果も高まっているのだ。面白いところでは、リアゲートを大きく開くことができるワイドオープンドアダンパーを装着。傾斜地でもリアゲートが勝手に締まりにくいので、アウトドアなどで活躍すること間違いないぞ!
今、1インチ相当のリフトアップがJB64 で流行っている。そのパッケージングの内訳はコイルのみだったり、コイルとショック延長のみといった簡素なパッケージング。ジムニー初心者がまず行う敷居の低いチューニングという位置付けで、低価格ばかりがクローズアップされている。
そこに一石を投じたのが大嶋氏。「1インチアップやしオンロードしか走らんからだいたいでいいっかー。みたいな考えの人この世の中には多いけど、オンロードはオフロードよりスピード出て、クルマも走ってるし人も歩いてるんやで。もしなんかあっても自分だけで済まんこともある。何インチアップでもオンロード走るからこそしっかり考えてほしい。1インチアップやからコイルとショックだけでいいみたいなこと言う店多いみたいやけど、そんな店は信用したらあかんで」と言う。確かにその通りだ。
今回テストに持ち込ん1インチアップのデモカーの脚回りを確認すると、各種補正とアーム類がきっちりと交換されている。大嶋氏曰く、「1インチアップでもアライメントはけっこう狂う。必要なものは交換ししっかり補正せなまっすぐ走らん」とのこと。
さっそくテスト開始だ。まずオンロード。はっきりいって、この仕様でスズキが売って欲しい。すべての動きが自然で、乗り心地は程よいコシを感じつつしなやか。コーナーでも揺り返しがなく、かなり気持ちよく走れる。純正ではできないスポーツができる足となっている。
次に、林道セクション。ダート走行ではなく、トコトコと林道を走った場合どうなのか? 1インチアップの恩恵で、タイヤサイズがノーマルよりワンサイズアップしている。そのおかげで多少の溝的な障害は無視して走れる。動きのスムーズなサスペンションが地形を吸収し、初心者でも安心して走れる。気難しさは一切ないのだ。
SHOP’s VOICE(大嶋和也さん)
本来チューニングメニューにおいてオンロード用といった名目で手を抜いて良いものはない。スピードの出るオンロードだからこそ走行性能に対する妥協は一切しないのがウチのやり方。 本気の1インチアップを堪能してください。
【問い合わせ】ハイブリッジファースト 0774-48-1167 http://www.hb-1st.com/
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