【大阪】日本触媒は、コンクリート向けに開発した高吸水性樹脂(SAP)を主力製品に育て上げる。セメントや水などとともに混合すれば、打設時に生コンクリートの流動性を損なうことなく型枠に流し込め、硬化後は強度と耐凍結融解性に優れるコンクリートが得られる。こうした特徴からコンクリートの長寿命化や、製造時に二酸化炭素(CO2)を多量に発生するセメントの配合量を削減させられる可能性があり、環境負荷低減にも貢献することができる。現在、国内外でサンプルワーク中で、良い評価が得られている。2022年度から24年度までの3カ年中期経営計画の間で採用実績を上げる。
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