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『「歴史の終わり」の後で』フランシス・フクヤマ著、マチルデ・ファスティング編、山田文訳/中央公論新社 評者:河野有理 「歴史の終わりの終わり」。ロシアのウクライナ侵略を受けてこのような感慨を覚えた向きも多いのではないか。かくいう評者もその一人である。たとえば、冷戦以降の「民主化」の…