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「病気の原因がわかっても治療薬がない。こうした患者を1人でも多く救うための技術になる」。東京大学特任教授の内藤幹彦はこう力を込める。内藤は細胞に備わった「清掃工場」を使って病原タンパク質を一掃する薬の開発を目指す。理論上は細胞内にある全てのタンパク質を壊せるため,創薬の標的が格段…