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<p>フェラーリ最強の840馬力、『デイトナSP3』…グッドウッド2022に出展へ | レスポンス(Response.jp)</p><p>フェラーリ最強の840馬力、『デイトナSP3』…グッドウッド2022に出展へ #新型車 #フェラーリ #グッドウッド #クーペ</p><p>◆1960年代に活躍したスポーツプロトタイプに着想 ◆サイドミラーはフェンダーの頂点に ◆0-100km/h加速2.85秒で最高速は340m/h以上</p><p>ドアの前端はフロントホイールアーチの後部を形成しており、ドアの特長的な表面は、フロントタイヤから出る気流の制御にも貢献する。この表面の処理も、デイトナSP3のデザインに部分的なインスピレーションを与えた512 Sなどのレーシングカーを想起させるという。 サイドミラーの位置は、ドアの前方からフェンダーの頂点へ移動した。これも、1960年代のスポーツプロトタイプを思わせるものだ。この位置が選ばれたのは、視認性を高め、ドアインテークへの気流に及ぼす影響を減らすのが狙い。ミラーのカバーと支柱は、これに特化したCFD(数値流体力学)シミュレーションを行って、インテークへの流れを阻害しない形に整えられたという。 リアには、複数の水平ブレードが配された。テールライトは、スポイラーの下に1本の水平なバーを形成し、ブレードの1列目に組み込まれた。ディフューザー上部の中央には、ツインテールパイプがレイアウトされている。ボディサイズは、全長4686mm、全幅2050mm、全高1142mm、ホイールベース2651mmとした。 ◆0-100km/h加速2.85秒で最高速は340m/h以上 デイトナSP3では、排気量6496ccのV型12気筒ガソリン自然吸気エンジンを、ミッドリアに搭載するレーシングカーの典型的レイアウトを採用した。『812コンペティツィオーネ』のV12エンジンをベースに、搭載位置をフロントからミッドリアに変更。吸排気レイアウトと流体力学上の効率性を最適化した。 40%軽量なチタン製コンロッドを採用し、ピストンにも異なる素材を使用した。また、新ピストンのピンにはダイヤモンド・ライク・カーボン(DLC)コーティングを施し、摩擦係数を下げて、パフォーマンスや燃費を向上させた。クランクシャフトはバランス取りを行ったほか、3%軽量化する。バルブを開閉するのは、F1から派生した「スライディング・フィンガーフォロワー」だ。質量を削減し、より高い性能を引き出すために開発された。吸気システムは再設計。経路全長を短縮するため、マニホールドとプレナムチャンバーがコンパクトになり、高回転域でさらに強大なパワーを発揮する。これにより、フェラーリ史上最強の最大出力840hp/9250rpm、最大トルク71kgm/7250rpmを獲得する。このエンジンの最高回転数は9500rpm に達する。 トランスミッションは7速デュアルクラッチの「F1」。専用チューンにより、シフトチェンジがいっそう素早くなり、操作感も引き上げられた。デイトナSP3は、0~100km/h加速2.85秒、0~200km/h加速7.4 秒、最高速340m/h以上の性能を可能にしている。</p>