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<p>ロシアは近くウクライナで失速する可能性=英MI6長官 – BBCニュース</p><p>BBCニュース – ロシアは近くウクライナで失速する可能性=英MI6長官</p><p>イギリス情報部(MI6)のリチャード・ムーア長官は21日、ロシアはウクライナ侵攻作戦の遂行に苦労するだろうとし、ウクライナが反撃する可能性もあると述べた。MI6長官が公の場で発言するのは異例。</p><p>長官は、ウクライナにおけるプーチン大統領の行動から中国がどのような教訓を得るか判断するのは「まだ時期尚早」だとしながらも、中国政府の担当者たちは状況分析に必死になっているようだと述べた。「(中国政府が)どう考えているのか、今はかなり読みにくい」という。 ムーア氏は、仮に中国が同じように台湾に侵攻した場合、どのような失敗があり得るか中国指導部に念押しするのは、「大事なこと」だと強調した。中国政府幹部はアメリカ側の決意と力を過小評価しているため、それが中国による誤算につながり得るとも指摘した。 台湾をめぐる大規模な紛争の可能性については、「不可避ではないと思う」と答えた。 イランについては、核合意の実現は「もちろんあり得る」としつつ、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が合意を望んでいるかは疑わしいと話した。 かつての核合意には数々の限界があったものの、イランの核兵器開発を制約するには最善の方法だったとも述べた。 昨年夏に西側諸国がアフガニスタンから撤退したことについては、この影響でテロの脅威に対応しにくくなったかどうか質問が出た。長官はこれに対して、「当時は状況の大転換だったし、今はさらに状況が厳しくなっている」と認めた。アフガニスタン撤退を機に、イスラム原理主義テロの脅威に対して、かつてては「違う形」で対抗する方法を見つける必要があり、MI6が通常はやりとりしない相手と協力する必要もあるかもしれないと説明した。 アメリカについては 現在のアメリカの政治と暴力の状況について意見を求められると、長官は直接答えることは避けながら、自分はアメリカで勉強し、10代の時に初めてアメリカで有給の仕事に就いただけに、アメリカのことが「とても大好きだ」と答えた。 司会者が、アメリカでのその有給の仕事とは海水浴場のライフガード(監視員)だったと述べると、長官はそれを訂正し、「ビーチの受付係だった」と説明。 「(ライフガードになれるだけの)体じゃなかったので」と言い、聴衆の笑いを呼んだ。</p>