JR北海道の抜海(ばっかい)駅について、稚内市の工藤広市長は21日の市議会で、廃駅にする方針を明らかにした。今月初め、市の担当者が地元を訪れて「廃駅」を通告したが、その後、住民側との協議はなかった。一方的な廃駅判断に、地元は怒りを隠せない。
抜海駅の廃駅通告に関する千葉一幸議員の一般質問に答えた。工藤市長は「地元の取り組みは理解している」としながらも、「抜海駅の乗降者数に大きな変化は見られない。これ以上の協議継続は結論の先延ばしで、交通弱者と言われる方々の足を守ることを優先したい」と述べた。
これに対し、千葉議員はコロナ禍でほぼ2年間、担当課との協議が持てず、一度も廃駅や代替交通の議論もされてこなかったことを挙げ、「ごり押しではないか」と指摘。他の沿線自治体のように維持管理に「ふるさと納税の活用」を提案すると、工藤市長は「考えはない」と応じた。
傍聴席で質疑を見守った地元住民からは「コロナでまともな協議も出来ていないのに、『協議の継続が結論の先延ばし』とは意味が分からない」「そもそも市長が廃駅ありきだったら、あまりに地元を馬鹿にしている」との声がもれた。
工藤市長が初めて廃駅方針を示したのは令和2年春。8月の住民説明会で担当部長(当時)は「地域の合意がないままで廃止ということはない」との発言。これを受け、地元の2町内会の会長が11月、工藤市長に存続を求める要望書を手渡した。この時、工藤市長は担当課と地元住民が協議する場を設け、駅存続の意義や地元の役割、市の支援について市民の理解が得られるような内容を示すことを求めた。
地元は、コロナ禍でレンタサイクルや、開業100年の記念イベント費用を捻出するためクラウドファンディング(CF)にも取り組んだ。JRの講習を受け、月3回の駅舎清掃や草刈り、電気系統の点検も実施。JRが示した維持管理費が年約125万円だったのに対し、無償で作業にあたることで市の負担を約100万円に収めた。
地元では今後の対応を検討するとともに、2年後の開業100年を祝うイベントにCFで200万円を超す寄付が集まっており、「何としても成功させる」と意気込んでいる。
(一部略。全文はリンク先参照)
https://www.asahi.com/sp/articles/ASQ6P71Y5Q6PIIPE008.html?iref=sp_photo_gallery_bottom
引用元: ・稚内市長の宗谷本線抜海駅廃止方針に波紋 運営費年間100万円 [菊姫いりぐち★]
観光客すら乗ってねえじゃん今やもう・・・・・・
>?市の負担を約100万円に収めた。
いや、ゼロに収めたならまだしも、25万円節約したからって、ねぇ...
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