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Qualcommは、スマートウォッチのようなウェアラブルデバイスに搭載される新たなハードウェアプラットフォームを発表しました。「Snapdragon W5 Gen 1」と「Snapdragon W5+ Gen 1」と呼ばれる2つのチップは、これまでMasonやZebra、TAG Heuer、Louis Vuitton等ののスマートウォッチに搭載されていたSnapdragon Wear 4100/4100+の後継モデルとなります。

この新型プロセッサを搭載したウェアラブルは、大幅な速度の向上(最大2倍)とバッテリー性能(最大50%)が見込まれます。これは、Qualcommが4nmの半導体製造プロセスを採用し、チップ設計が改良されているためです。

Snapdragon W5+ Gen 1は、メインプロセッサで処理する必要のない音声認識やメディア再生、位置検知、その他のタスクを実行するために最適化されたAlways-On(AON)ユニットを備えている点が特長です。

Qualcommの仕様によると、W5+ Gen 1にはいくつか”Power Islands”があります。それはチップ設計用語で、バッテリー寿命を最大化するためにチップの全てのセクションを完全にOFF(電源が通っていない状態)の状態にすることが出来るということです。そのセクションにはオーディオやWi-Fi、GNSSも含まれます。

さらに、同モデルはDeep SleepとHibernateという節電機能を備えており、W5 Gen 1には無い機能となっています。電力消費はゼロにはなりませんが、それでも大幅に削減することが出来ます。

技術的な仕様は抜きにしても、ユーザー視点で見て、このウェアラブル向け次世代プロセッサは非常に有望でワクワク出来るものになっています。速度とバッテリー寿命は、従来ウェアラブルが抱えてきた2つの問題点であり、今回の新型プロセッサ W5/W5+ Gen 1はその点にしっかり対応しています。

最後に、Qualcommは”非常に緊密に”Googleと連携し、新しいハードウェアとWear OSを最適化しています。新型プロセッサを搭載するデバイスが、仕様に近い性能を最大限発揮してくれることを願っています。

この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。

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