奈良公園 ことし生まれた子鹿がデビュー (🦌)

奈良公園 ことし生まれた子鹿がデビュー「近づかず見守って」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220722/k10013731241000.html

2022年7月22日 17時18分

奈良市の鹿の保護施設でことし生まれた子鹿たちが、22日、奈良公園に放されました。

奈良市の奈良公園では、毎年5月から6月にかけて鹿が出産期を迎え、ことしは今月上旬までに231頭の子鹿が生まれています。

このうち、鹿の保護施設「鹿苑」で生まれた80頭の子鹿が、22日、奈良公園に放たれ、これまで過ごしてきた施設の扉が開かれると、母鹿と一緒に勢いよく飛び出していきました。

体長40から60センチほどに成長した子鹿たちは、生まれて初めて施設の外に出たということで、保護団体が地面にまいた餌を食べたり、慣れてくると公園内を走り回ったりして、元気な姿を見せていました。

子鹿は3年ほどで親と同じ大きさに成長するということです。

「奈良の鹿愛護会」の山崎伸幸事務局長は「事故などなく元気に育ってほしい。子鹿はまだ人に慣れておらず、近づくと驚いて車道に出たり親から離れたりしてしまうので、離れた場所からかわいらしい姿を見守ってほしい」と話していました。