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「鉄の暴風」と形容される沖縄戦で降り注いだのは銃砲弾だけではない。日米双方が相手の戦意をくじこうと宣伝ビラをばらまいた。圧倒的なのは米軍で、火薬に代えて数百枚を詰めた砲弾を撃ち込んだ。太平洋戦域で初の本格的な心理作戦だった、と沖縄県史にある。▼その照準は兵士に限らず、住民にも向け…