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<p>今夏の北陸は猛暑予想 24日金曜はフェーン 今年初 気温35度以上の猛暑日地点も(気象予報士 河原 毅)</p><p>【今夏の北陸は猛暑予想 24日金曜はフェーン 今年初 気温35度以上の猛暑日地点も】 今夏の北陸地方は猛暑となりそうです。熱中症を予防し、農作物の温度管理を徹底するよ..</p><p>今夏の北陸地方は猛暑となりそうです。熱中症を予防し、農作物の温度管理を徹底するようにして下さい。</p><p>6月21日、新潟地方気象台より、福井・石川・富山・新潟の4県を対象とした「北陸地方の向こう3か月の天候の見通し」が発表されました。 そのポイントは、「暖かい空気に覆われやすいため、向こう3か月の気温は高い」、すなわち、「気温のベースが高く暑い夏になる」ということです。 その背景には ②このあとも、ラニーニャ現象が続く可能性が高く、上空の偏西風はユーラシア大陸から日本の東にかけて平年より北を流れやすく、チベット高気圧は平年に比べ北に偏り、太平洋高気圧は北への張り出しが強い予想とのことです。 このため、今夏は、例年以上に熱中症予防や農作物の温度管理に十分注意し対策をすることが必要となりそうです。 2021年までの過去20年分を対象に、8月1ヵ月の毎正時の気温が30度以上の回数を調べました。その結果、ラニーニャ現象が発生していた2010年が最多で、新潟・富山・金沢・福井の4地点合計では1100回を超えダントツの1位となっていました。 また、月平均気温の高い方の記録を確認すると、福井・金沢・富山の3地点は2010年が観測史上1位、新潟は2位で、気温のベースが高いことに対応しているものと考えられます。 その他、2007年や2020年の夏もラニーニャ現象が発生しており、同様にして8月の毎正時の気温30度以上の回数の4地点合計を調べると、それぞれ800回や900回を超えていることが確認され、平常年であった前年よりも暑くなる傾向がみられました。 次に最高気温が35度以上の猛暑日の日数に着目すると、4地点合計ではやはり2010年が最多となっており、次いで多いのが平常年である2018年となっていました。 気温のベースが高い中、台風や低気圧、前線などが日本海を進む場合、南よりの風が強まり、山越え気流の風下で気温が上昇するフェーン現象が発生しやすく、35度以上の猛暑日地点が多くなることが予想されます。 24日(金)はフェーン現象で気温急上昇! 今夏初 35度以上の猛暑日地点がありそうです 24日は前線を伴った低気圧が日本海を発達しながら進む見込みです。北陸地方では、南北方向に流れる川沿いから先行して南よりの風が次第に強まるでしょう。午前中を中心に晴れて、早い時間帯から気温がグングン上昇することが予想されます。南よりの気流が山越えの風下で昇温するフェーン現象となり、今夏初、気温35度以上を観測する猛暑日となる地点がありそうです。 この時期はまだ暑さになれていない方も多くいらっしゃるでしょう。熱中症には十分注意して下さい。お一人で農作業をなさる方は、定期的に休憩をとる、喉が渇く前に水分をとることを心掛けましょう。ご高齢の方や小さなお子様に対しては周囲の大人が積極的に声掛けをすることも忘れずに行って下さい。 これからの時期 北陸ではこの天気図に注意!</p>