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<p>「理想のイケメン彼氏」が言うであろう胸キュンワードを何万ワードと手動で学習させた…!? ソニーの最先端AI技術が詰まった『束縛彼氏』は、AIに関するあらゆる問題を「イケメン彼氏が束縛してくる」という強力なコンセプトで一挙解決した画期的な作品だった</p><p>理想のイケメンAI彼氏がガンガン話しかけてくるスマホゲーム『束縛彼氏』は「束縛されたい」という欲求にこたえてくれる…!? 「何時に帰ってくるの?」「今、誰といるの?」──鳴りやまないスマホ通知に、優しくて丁寧なAIのイメージが覆る</p><p>驚くべきなのは、ハイレベルなAIイケメン彼氏を実現するために、「理想の彼氏なら、こう言われたらこう返す」というやりとりを山影氏がみずから何千パターンも手動で入力し、AIに学習させているということだ。</p><p>んです。つまり会話の履歴をさかのぼって、人間の会話の意図を考えることができる。文脈を読むというのは、本当に難しい技術ではあるんですけど。 百谷氏: 『束縛彼氏』に関して言うと、すべての自由対話で深く文脈を読み込めているわけではないんです。ただ、ある特定の文脈やシナリオを学習して、「さっきはこう言ったから、次はこう言おう」みたいなことを部分的に組み込んでいたりはします。 本当にすべての文脈を考慮して彼氏と長期間自由に会話する……というところにはまだまだ至っていないので、そこは引き続き研究していきたいと考えています。 とはいえ、その点についてはこのソフトだけじゃなくて、まだ世界的に研究が至っていないものですから。徐々に広がってはいるんだけど、まだぜんぜんできていないところもあります。これから、伸びて行く余地がたくさんあります。 ──長い会話の最初から終わりまでとはいかないけど、発した会話の1個前、2個前あたりまではさかのぼって文脈を読み取ったりはできるんですか? 先ほど「AI側からある程度主導権を取っていかないと、会話をコントロールできない」という話がありましたが、『束縛彼氏』にもそういう部分があって。 でも、彼氏が自分から束縛するようにどんどん話しかけていくと、</p>