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<p>MAMAMOOファサにリモート取材。自分だけが信じる、“美しさの基準”がうまれた経緯。</p><p>「意味もなく、ただ歌うだけの音楽はまったく面白くない。 歌いたくないし、やる気も出ない。 とにかく、私の考えを込められたと思える瞬間、この歌には価値があると思える」 Happy Birthday MAMAMOOファサ!インタビューをプレイバック。 #화사 #HWASA</p><p>ステージの上に立つ彼女は、おそろしくかっこいい。でも、時に素顔は、とてつもなくあどけない。 いくつもの表情を見せてくれる 韓国発のアーティスト、MAMAMOOのファサ。固定された概念を、 静かに壊す言葉、歌、表現。そんな彼女に、海を超え、リモート取材を敢行した。</p><p>By SAORI MASUDA 「今日は久々の撮影だったので慣れるまで時間がかかりましたが、 いつも“ここだ!”というタイミングが来るんです」。ステージと一緒である。たしかに、鮮烈な赤を纏い、メイクを施した時に彼女の表情は一瞬で変わった。一方、 ブラウンの衣装を着た撮影では、「もっとメイクを落として、素顔にし ましょうか」というファサの提案 で、ほぼすっぴんのままの姿を見せてくれたのだ。「もちろん、ステージでは強烈な が好き。でも、基本的には普段の素顔が一番好きです。メイクをしたとしても、ベージュのような柔らかでナチュラルなトーン。いずれにせよ、 飾っていない、奥ゆかしい感じが好みなのかもしれません」 こちらはほぼすっぴんで撮影された。 セットアップ/スタイリスト私物 イヤリング 176,000KRW/HERADI x AMONDZ ファサはバラエティ番組やSNSで、完全なすっぴんを披露することがある。パワフルなディーバとしての姿とはまったく真逆の姿だ。韓国女性に聞くと皆「親しみのわく顔」と答える。そこには、まったく飾っていない等身大の25歳の姿があるのだ。とあるテレビ番組では、豪快にコプチャン(韓国のホルモン焼き)をたいらげる姿も披露し、ファサは「アーティスト」と「女の子」を行き来しているかのよう。今はみな、完璧なだけの虚像には共感できない。このはざまに、女性たちは(もちろん一般の男性たちも!)熱狂しているのかもしれない。そして、 美醜にとらわれがちな韓国の固まった美意識をほどく、ひとつの “装置”となっている。「いつから今のような柔軟な考えになったか、正確にはわかりません。しかし、時間が経過していくにつれて、水が流れていくように自然に考えが変化していきました。 でも、自分が変わったとしても、世の中には未だに偏見はあるようです。例えば、清純なイメージだったのに少しでも意外な行動をとると、なんで? と言われがちですよね。でも結局“答え”は、すべては自分の中にあるものだと考えています」 Most Popular</p>