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<p>千葉県沖に露・中国艦 熊谷知事「緊張感高まる」</p><p>千葉県沖に露・中国艦 熊谷知事「緊張感高まる」 熊谷知事は「国防に関しては国が一元的に対応する」とした上で「国民保護法に基づく役割分担の中で、県の責務を果たせるように、国としっかり連携していきたい。例えば必要があれば国民保護の訓練を着実に行っていきたい」</p><p>千葉県の熊谷俊人知事は23日の定例会見で、今月中旬以降、ロシアや中国の海軍艦艇が同県銚子市の犬吠埼沖を相次ぎ通過したことを受けて「県のみならず、太平洋沿岸で緊…</p><p>千葉県の熊谷俊人知事は23日の定例会見で、今月中旬以降、ロシアや中国の海軍艦艇が同県銚子市の犬吠埼沖を相次ぎ通過したことを受けて「県のみならず、太平洋沿岸で緊張感が高まる」と指摘し、県民の安心安全の確保に向けて国と連携して取り組む姿勢を示した。県は今年度、国民保護法に基づく県単独での図上訓練も計画している。 防衛省などによると、県周辺海域をめぐっては、16日にロシア海軍の艦艇7隻が犬吠埼の南東約180キロを、20日には中国海軍の艦艇3隻が同約220キロをそれぞれ通過。いずれも海上自衛隊の艦艇が情報収集や警戒監視を行ったが、ロシアや中国が軍事的な存在感を誇示する状況が相次いでいる。 熊谷知事は「国防に関しては国が一元的に対応する」とした上で「国民保護法に基づく役割分担の中で、県の責務を果たせるように、国としっかり連携していきたい。例えば必要があれば国民保護の訓練を着実に行っていきたい」と強調した。 県は平成18年、国民保護法に基づく国民保護計画を策定。東京五輪・パラリンピックを控えた令和元年には、国との共催で国民保護共同実動訓練を実施した。</p>