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祖母の今井泰子は1945年8月6日、広島県緑井村(現広島市)にあった夫の実家の病院で、運び込まれる大勢のけが人の救護を手伝って被爆した。悲惨な光景をたくさん見た中で、原爆投下翌朝にみとった少年のことが特に心に刻まれたようだ。祖母は病院の待合室で、体が焼けただれて倒れていた少年に「水をく…