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シエンタ続報! ハリアーにPHV設定?? ステップワゴン&ノア/ヴォク順風!! ほかRAV4 ホンダ新型SUV… 国内メーカー最新動向!!!

 毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。

 今回はいよいよ目前7月の登場が見込まれるトヨタ シエンタの続報、そしてさらっと書かれているがトヨタ ハリアーにPHV登場の可能性が?

 ほか、トヨタ RAV4の一部改良、ステップワゴン&ノア/ヴォク好調、ホンダの完全新規SUV続報、日産フェアレディZの成約に100万円の申込金? …などなど、国内自動車業界の最新情報をお届け!!

※本稿は2022年5月のものです
文/遠藤 徹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年6月26日号

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■トヨタ新型シエンタは現行型とほぼ同じボディサイズ

 7月発売が見込まれている新型シエンタは、現行型とほぼ同じボディサイズになる模様です。

新型シエンタのボディサイズは現行モデルとほぼ同じだが、全高は20mm程度高くなり、そのぶん室内空間が広くなる。新型のデビューは7月の予定(画像はベストカー編集部による予想CG)

 全長4260×全幅1695×全高1695mmで、現行モデルと比べると全長と全幅が同じですが全高は20mm高くなります。これによって新型は室内空間の拡大を図る狙いがあります。

 ホイールベースは2750mm、トレッドは前後ともに1480mmで、これらのサイズも現行型と同じサイズになっています。

 パワーユニットは1.5L直3ガソリンと1.5Lハイブリッドで、いずれもFF車と4WD車を設定します。3列シート6~7人乗り仕様のほか、2列シート5人乗り仕様も用意されます。

 車両価格は現行モデルから10万円程度アップする見込みです。6月上旬には先行予約の受付をスタートさせる予定になっています。

■トヨタ ハリアー、RAV4を9月上旬に一部改良 ハリアーにPHV設定の可能性

 トヨタはハリアーとRAV4の両モデルを9月上旬に一部改良します。排ガスや騒音規制強化に対応させるほか、先進運転支援パッケージの「トヨタセーフティセンス」の機能を拡充するなどが中心の改良になる予定です。

 ハリアーは人気が低いグレードのGレザーパッケージを廃止します。その一方でハリアーにはPHVを設定する可能性があります。

 両モデルとも改良型は10月3日に生産開始する見通しです。従来モデルの生産はすでに打ち切っており、オーダーストップしていて購入ができない状況になっています。

トヨタ RAV4 PHV

■ホンダ ヴェゼルとCR-Vの中間に位置する新型SUVは今年12月登場?

 ホンダが開発中の新型SUVは今年12月上旬のデビューになる見通しです。

 この新型SUVは、北米で新型「HR-V」、中国で新型「ZR-V」の車種名で発表されているモデルです。

 クラス的にはヴェゼルとCR-Vの間の位置づけで、パワーユニットは1.5Lターボと2Lハイブリッドのe:HEVを搭載します。

 ボディサイズは全長4570×全幅1800×全高1600mmで、内装は本革シートが選択できるなど上質感のあるSUVになっているようです。

 ホンダの販売店筋によると「これまでにないSUVで市場を切り開く」をコンセプトに開発していると言います。

■ホンダ 新型ステップワゴン販売好調! 納期は11月か

 ホンダは5月26日発表、27日発売でステップワゴンをフルモデルチェンジしました。

 先行予約はすでに3月から受付を開始しており、これまで順調な受注推移を見せています。ホンダは発売日までに2万台の予約確保を目指していましたが、4月末までにこの目標を達成したようです。

 パワーユニットは1.5Lガソリンターボと2Lハイブリッドを設定していますが、受注の構成比は今のところハイブリッド車が約90%を占めています。

 販売店にはカタログや展示車がなく、簡易パンフレットのみの商談になっているにもかかわらず好調な滑り出しといえます。

 残価設定クレジットで購入する場合は通常3.5%の実質金利を1.9%まで引き下げていて、その金利分で20万円以上安くなることをアピールしています。

 なお、購入者は今のところステップワゴンやオデッセイに乗っているユーザーが中心の代替えが多いようです。

5月26日に正式発表されたステップワゴンだが、3月から事前予約が始まっており、その受注が好調なため、納期は11月と長期化している

■トヨタ、ノア/ヴォクシーのハイブリッドが1年以上の納車待ち

 トヨタが今年1月に発表、発売した新型ノア/ヴォクシーが引き続き好調な受注推移を見せています。

 特に引き合いの多いハイブリッド車については、ノア/ヴォクシーともに1年待ちの来年5月以降の納期となっています。

 ガソリンNA車のほうは10月頃の納期でまだ年内納車が間に合う状況にありますが、こちらも6月以降の成約になると納期は来年にずれ込む可能性があります。

 ハイブリッド車は両モデルとも販売構成比がシリーズ全体の80%以上を占めており、50%程度だった先代モデルに比べると大きく跳ね上がっています。

■日産、新型フェアレディZの成約に100万円の申込金!?

 日産が4月25日に発表した新型フェアレディZは、7月から本格的に生産開始する予定です。

 その新型の成約には多くの販売店で申込金100万円を徴収しているケースが目に付きます。

 納期は、ある程度の受注を見込んでから生産して決めるようにしているため、現状ではその時期を提示できない状況にあります。

 申込金は納車の順序を決めることやキャンセル防止が狙いと見られ、納車した時点で残りの残額を現金やローンで支払う仕組みとなっています。

 日産販売店では「新型Zは着実に売れているが、まだ人気動向は明確になっていない」とコメントしています。

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