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一、「杏林」の由来 中国の三国時代(220~280年)に、董奉(とうほう)という名の名医がいました。『神仙伝』(注1)の記載によると、董奉は山の中に住んでいながらも耕作をせず、毎日、患者に病気治療を行うものの、治療費を一切受け取りませんでした。そして、重症の患者が治ると5本の杏の木を、軽…