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<p>【試乗レポート】GRヤリスのラリーチューンモデル「GRMNヤリス ラリーパッケージ」をグラベル試乗</p><p>【試乗レポート】GRヤリスのラリーチューンモデル「GRMNヤリス ラリーパッケージ」をグラベル試乗 #TOYOTA #トヨタ #GRMNヤリス #ラリーパッケージ</p><p>もはや名機と呼んでもいい存在になった「GRヤリス」に搭載された直列3気筒 1.6リッター直噴ターボのG16E-GTS型エンジン。この3気筒1.6リッターターボエンジンに軽量な4WDシステムと組み合わせ、GRヤリスをベースとしたワイドボディに搭載してあらゆるモータースポーツフィールドで戦う、そんなマシンが今年の東京オートサロンでデビューしたGRMNヤリスで、いよいよこの夏に発売される。</p><p>GRMNヤリス ラリーパッケージは、最初のGRヤリス ラリー仕様からは実戦向けの設定となっており、トラクションを重視しながらドライバーのアクション次第で姿勢コントロールが行なえるというセッティングになっている。 ハンドリングを厳密に見るとコーナーによってスイートスポットにはまるところとフロントの動きが安定しない部分があるのは事実。しかしどうやってそのクセをねじ伏せられるかも面白いところだ。 前後LSDはトルセンではなく機械式が取り付けられている。LSDの仕様もラリー車の性格に大きな影響を与える。強すぎても弱すぎても運転しにくいし、タイムも出ない。今回のラリーパッケージでは少し弱めぐらいのちょうど乗りやすいところを狙っているようだった。 そして実践のラリーでは一定の路面はありえず、そんな中でドライバーが高い妥協点を見つけて臨機応変に対応する。それがラリーの面白さであり、GRMNヤリス ラリーパッケージのコントロール性が武器になるゆえんだ。 日下部保雄 1949年12月28日生 東京都出身 ■モータージャーナリスト/AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員/2020-2021年日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員 大学時代からモータースポーツの魅力にとりつかれ、参戦。その経験を活かし、大学卒業後、モータージャーナリズムの世界に入り、専門誌をはじめ雑誌等に新型車の試乗レポートやコラムを寄稿。自動車ジャーナリストとして30年以上のキャリアを積む。モータースポーツ歴は全日本ラリー選手権を中心に活動、1979年・マレーシアで日本人として初の海外ラリー優勝を飾るなど輝かしい成績を誇る。ジャーナリストとしては、新型車や自動車部品の評価、時事問題の提起など、活動は多義にわたり、TVのモーターランド2、自動車専門誌、一般紙、Webなどで活動。 Photo:安田 剛</p>