無数の木々の幹に青色の線が、一定の高さを保ちながら配されている。作者の川上りえによると、その水平線は、遠い昔にかつてそこにあったかもしれない架空の水面を視覚化したものだという。生い茂る草木やそれを育む大地が形成した複雑な自然の表情と、作者…