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<p>WHO、サル痘で緊急事態宣言-急速な感染拡大で国際的な対策強化へ</p><p>WHO、サル痘で緊急事態宣言-急速な感染拡大で国際的な対策強化へ</p><p>世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は23日、感染が拡大している「サル痘」について、最高度の警戒である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態宣言の是非を巡っては専門家から成る委員会の意見が分かれていた。</p><p>WHO )のテドロス事務局長は23日、感染が拡大している「サル痘」について、最高度の警戒である「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。緊急事態宣言の是非を巡っては専門家から成る委員会の意見が分かれていた。 今回の宣言はサル痘の拡散防止に向けた世界的な協力の強化につながる。感染は数十カ国に広がっている。WHOによる緊急事態宣言は、新型コロナウイルスの感染拡大の初期段階だった2020年1月以来。 ベセラ米厚生長官はWHOの宣言について、「世界の医療コミュニティーに対する行動の呼び掛けだ」と指摘。バイデン政権はワクチンや検査、治療が提供されるようにしており、「今後数日間で対応を加速させる決意だ」と表明した。 緊急事態を宣言すべきかどうかを巡り、WHO専門委員会では9人の委員が反対し、賛成は6人だったが、テドロス事務局長が介入し、今回の宣言につながった。テドロス氏とWHOは、新型コロナに対する警戒の引き上げが遅れたと、一部で批判されていた。 テドロス氏は23日にジュネーブで開いた記者会見で、「新たな形の伝染で世界中に感染が急速に広がった」と指摘した。 関連記事</p>