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<p>花火大会でも熱中症注意! 大規模イベント特有のリスクとは!?</p><p><花火大会でも熱中症注意!> 「花火を楽しむときには、熱中症対策を忘れずに」と医師は指摘しています。例えば、隅田川花火大会では、ほぼ毎年熱中症患者が発生。 花火大会の熱中症リスクと対策について詳しく教えていただきます。</p><p>夏の風物詩・花火大会が全国各地で開催されます。「花火を楽しむときには、熱中症対策を忘れずに」と横浜鶴見リハビリテーション病院(横浜市鶴見区)の吉田勝明院長は指摘します。花火大会の熱中症リスクと対策について教えていただきます。</p><p>花火大会に熱中症のリスク 「それぞれの花火大会では新型コロナウイルス対策に配慮した運営がなされています。しかし、他にも気をつけて欲しいのが、熱中症対策です」(吉田院長) 花火大会は暑さも忘れる楽しいイベントですが、体調を崩すリスクがあります。例えば、約95万人が集まる隅田川花火大会(東京都墨田区)では、毎年9〜43名の救護者が発生し、うち熱中症患者は多い年で19名。ほぼ毎年熱中症患者が発生しているのです。 「実は気分が悪くなったり、暑さでボーッとしてしまうなど軽度の熱中症は、もっと発生していると考えられます。花火大会のような夏季のイベントでは暑熱環境下にあり、熱中症リスクが高くなることがあるのです」(吉田院長) 人いきれと水分不足 「花火大会では、開放空間とはいえ大勢の人が限られたスペースに集まります。人の皮膚の表面温度は32〜33℃で、かなりの熱源となります。皮膚表面からの放熱に加えて、汗の蒸発、呼気、人混みによる風通しの悪化などが重なり、温度や湿度が上昇してしまうのです。 さらに、屋台やトイレなどで待機列ができたり、帰宅時の公共交通機関の出入り口付近など人が集中すれば、一気に暑熱環境が悪化します」(吉田院長) 確かに、花火大会では気づくと汗だく、クタクタということもあります。 「水分・塩分不足にもなりやすいのも問題です。汗をかいているのに、混雑から飲み物を買いに行くのをためらったり、トイレの問題もあって水分補給を控えがちです」(吉田院長) 日中からの場所取りも注意 「長時間立っていたり、公共交通機関から会場まで移動したりと、花火大会では疲労しやすいものです。さらに、人気の花火大会では日中から場所取りをすることが珍しくありませんね。花火を見るのに適した場所は空が開けていて、日陰がないことが多い。長時間日差しのなかで待機するのは、体力をかなり消耗します。 また、今年は引き続き新型コロナウイルス感染症対策で、人が集う場所ではマスク着用の必要があります。顔の皮膚から熱を逃しにくくなったり、喉の渇きを自覚しづらくります。いつも以上に、熱中症に気をつけて欲しいと思います」(吉田院長) 水分補給と暑さ対策を万全に</p>