2022年F1フランスGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はQ3に進出し、8番手を獲得した。角田が今年Q3に進んだのは、マイアミ、アゼルバイジャンに続く3回目。
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、角田の予選について次のように振り返った。
「裕毅には昨日と比べて明らかに進歩が見られた。彼は良い仕事をして、予選Q3までマシンを持っていき、8番グリッドを確保した。予選全体で安定した走りを見せていた」
「これから我々は、自分たちの長所がどのように進化したのか、ここに持ち込んだアップデートのどの部分を改善すべきなのかを分析する必要がある。ただ、中団のマクラーレンとアルピーヌに近づけたことは喜ばしいことだと思う。明日の目標はたくさんのポイントを持ち帰ることであり、今夜、ふたりのドライバー用にさまざまなレースシナリオのシミュレーションを行う」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 10番手(1分33秒751:ソフトタイヤ/19周)
予選 8番手(Q1=13番手1分33秒394:ソフトタイヤ/Q2=10番手1分32秒836:ソフトタイヤ/:Q3=8番手1分32秒780:ソフトタイヤ)
アップデート導入に伴い、Q3に戻ってくることができてうれしいです。チームが素晴らしい仕事をして、良い結果で終えることができました。自分たちが戦いたいポジションに戻ることができたので、とても満足です。あとは明日、すべてをうまくまとめ上げるだけです。
新しいマシンに適応するのに苦労するだろうことは予想していました。実際、FP1とFP2はチャレンジでしたが、エンジニア、メカニックをはじめチームの皆と協力し合って、解決することができました。
バランスへのアプローチを変えたところ、すぐにうまくいきました。それが今日の結果に向けたターニングポイントだったと思います。中速コーナーについて目標を定め、ファクトリーの全員が頑張ってくれたおかげで、その目標を達成することができました。
(プラクティスでの)ロングランペースからすると、新しいアップデートによって良いパフォーマンスを発揮できると思います。アップデートがタイヤに関して良い効果をもたらしているのです。明日はポイント獲得を狙います。1回ストップにするのか2回ストップにするのか、戦略が重要になるでしょう。チームを信頼していますし、僕たちは正しい判断を下せると思っています。