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<p>イエレン財務長官、米国で広範なリセッションの兆しは見られない</p><p>イエレン財務長官、米国で広範なリセッションの兆しは見られない</p><p>イエレン米財務長官は、金融当局によるインフレとの闘いに信頼感を示した。また米経済が広範なリセッション(景気後退)に陥っている兆しは見られないと述べた。</p><p>イエレン氏は24日、NBCの番組「ミート・ザ・プレス」で、「雇用創出ペースがやや減速する可能性が高い」としつつ、「それはリセッションではないだろう。リセッションとは経済が広い範囲で弱くなることだ。現在のところ、そうした状況は目にしていない」と述べた。 インフレ率については「あまりに高過ぎる」とした上で、他の先進国の多くでも同様にインフレ率は高いとし、従来のバイデン政権の見解を改めて示した。 金融当局によるインフレ抑制への取り組みについては、「金融当局はインフレを鈍化させる政策を実行する責務を負っている」とした上で、「成功すると見込んでいる」と述べた。イエレン氏は、米連邦準備制度理事会(FRB)前議長。 FRBが米経済に強いる「一段の痛み」-今週FOMCで大幅利上げへ イエレン氏はまた、米経済が2四半期連続でのマイナス成長となった場合でも、景気循環を判定する全米経済研究所(NBER)がリセッションと認定するとは考えていないと語った。労働市場が力強いことを理由に挙げた。 イエレン氏は、「マイナス成長が2四半期続いたとしても、NBERがこのところの状況をリセッションと判断したら私としては驚きだ」とし、「米国の労働市場は非常に力強い。1カ月当たり40万人近くの雇用を創出している状況はリセッションではない」と述べた。</p>