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<p>前橋39℃超の危険な暑さ 観測史上最早で初猛暑日の東京都心 この先もまだ酷暑続く(気象予報士 石榑 亜紀子)</p><p>【前橋39℃超の危険な暑さ 観測史上最早で初猛暑日の東京都心 この先もまだ酷暑続く】 きょう25日(土)、午後1時過ぎ、群馬県前橋市で最高気温が39℃を超え、今年全国..</p><p>きょう25日(土)、午後1時過ぎ、群馬県前橋市で最高気温が39℃を超え、今年全国で一番の暑さとなりました。東京都心では観測史上最も早い猛暑日を記録しました。関東各地で危険な暑さとなっています。この先もしばらく厳しい暑さが続くため、熱中症に厳重な警戒が必要です。</p><p>熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。 1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。 2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。 3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。 熱中症予防 ①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。 ②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。 ③エアコン使用中も、こまめな換気を行いましょう。換気のためには、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気をしたら、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。 もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。</p>