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<p>群馬県伊勢崎市で40℃超 6月とは思えない危険な暑さ できる限りの熱中症対策を(気象予報士 日直主任)</p><p>【群馬県伊勢崎市で40℃超 6月とは思えない危険な暑さ できる限りの熱中症対策を】 きょう25日(土)午後2時前、群馬県伊勢崎市で最高気温が40.1℃を観測しました..</p><p>きょう25日(土)午後2時前、群馬県伊勢崎市で最高気温が40.1℃を観測しました。今年全国で初めて40℃を超える暑さになりました。伊勢崎市では、2020年8月11日に40.5℃を記録して以来、40℃を超えるのは2年ぶり、2度目です。関東各地では6月とは思えない危険な暑さとなっています。熱中症に厳重に警戒し、できる限りの熱中症対策を行ってください。</p><p>熱中症は、誰でも発症するおそれがあり、引き起こす条件は、大きく3つ挙げられます。 1つめは「環境による条件」です。その日の気温が高いだけでなく、急に暑くなった日や、熱波の襲来も危険です。また、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いといった気象条件も、熱中症を引き起こします。締め切った室内や、エアコンがない所といった環境も、熱中症には特に注意が必要です。 2つめは「体による条件」です。高齢者や乳幼児、体に障害がある方は、周りの方が特に気をつけてあげてください。肥満や持病(糖尿病、心臓病、精神疾患など)のある方も、熱中症にかかるリスクが高まります。低栄養状態、脱水状態の方は、体にこもった熱を、効率良く体の外へ逃がせなくなるおそれがあります。二日酔いや寝不足などの体調不良でも、熱中症にかかりやすくなってしまいますので、ご注意ください。 3つめは「行動による条件」です。激しい運動をしたり、慣れない運動をしたりすると、体内で熱が発生しますが、その熱が体の中にこもったままだと、熱中症にかかりやすくなります。長い時間の屋外作業や、水分補給がしにくい状況も、熱中症を引き起こす原因になりますので、十分お気を付けください。 熱中症の応急処置 熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。 まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。 衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。 水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。 ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。</p>