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 SROモータースポーツ・グループが主催するIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ・パワード・バイ・ピレリに、アウディスポーツ、ランボルギーニ、メルセデスAMGに加え、新たにフェラーリとポルシェも参戦することが確認され、シリーズに出場するGT3マニュファクチャラーは合計5社となった。

 5月に行われたIGTCの開幕戦バサースト12時間に続き、来週末に開催される第2戦トタルエナジーズ・スパ24時間では、5メーカーすべてが4台のエントリーを予定している。

 このうちの3台はオール・プロドライバーによる参戦が可能となっており、近く発表されるエントリーリストによって各車のラインアップが明らかになる見込みだ。

 2022年シーズンへの参加が決まったフェラーリでは昨年、アレッサンドロ・ピエール・グイディとコム・レドガーがドライバーズチャンピオンに輝いた。また、ポルシェは2020年にマニュファクチャラーズタイトルを獲得している。2021年はアウディが選手権を制しており、2022年はタイトル防衛に挑んでいる。

 SROはフルシーズンの参加者メンバーが決まったことから、メルセデスAMG・チーム・サンエナジー1のプロ・アマラインアップであるケニー・ハブル、マーティン・コンラッド、ルカ・ストルツ、ジュール・グーノンが勝利を収めたバサーストの結果に基づいてポイントを算出した。

 同グループは当初、開幕ラウンドの12時間レースではマニュファクチャラーズポイントのみを付与する予定だった。しかし、各ブランドとの協議の結果、5月に開催されたオープニングイベントもドライバーズ選手権の対象レースとなっている。

 なお、2022年のバサースト12時間はプロ・アマエントリーに焦点が当てられ、ファクトリードライバーのみのプロクルーカーはマウントパノラマに参加することができなかった。

 そこでSROは、オーストラリアでのレースが制限された、または欠場を余儀なくされたドライバーやブランドがIGTCの2022年タイトルを獲得するチャンス得られるよう、その機会を均等にするため両選手権にドロップスコア・システム(有効ポイント制)を導入した。

 これによる最終的な順位付けは、今週末のスパ24時間の結果と、それ以外の3大会(バサースト、インディアナポリス、キャラミ)でのベスト2リザルトによって決定される。

 なお、プロ・アマとシルバークラスのドライバー選手権はドロップスコア・システムの対象外となり、引き続き全4戦で得たポイントの合算によってタイトルが争われる。

 シリーズに参加するドライバーは、各レースで10位以内に入ればチャンピオンシップポイントを手にすることができる。一方のGT3マニュファクチャラーズポイントは、ブランドごとに上位2台分のみが加算される仕組みだ。

 現在、シリーズをリードしているのは前述のドライバー3名と、バサーストでワン・ツー・フィニッシュを決めたメルセデスAMGとなっている。

■2022年IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ GT3マニュファクチャラーズランキング(第1戦後)

Pos. Manufacturer Points
1 メルセデスAMG 43
2 アウディスポーツ 25
3 ランボルギーニ 12
4 ポルシェ 0
5 フェラーリ 0