6月24日、2022年MotoGP第11戦オランダGP MotoGPクラス初日のフリー走行1回目、2回目がオランダのTT・サーキット・アッセンで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は初日総合11番手となった。
前戦の第10戦ドイツGPは、連日30度を越える猛暑となったが、今大会の初日は予報通りウエットコンディションでスタートした。この日最初の走行FP1は雨が降り続き、コース上にも雨量が多くフルウエットコンディションとなった。中上はレインタイヤのソフトタイヤを選択したが、良いフィーリングを見いだせず1分43秒818の16番手で終えた。
午後からのFP2も引き続きウエットコンディションでスタート。しかし次第に雨が上がりウエットからドライへと変化し、ミックスコンディションに。セッション後半、スリックタイヤのソフトタイヤを選択すると、中上は着実にタイムを短縮した。残り5分ほどで一時2番手となる1分34秒743を記録し、最終11番手でこの日の走行を終えた。
2021年第9戦オランダGPでは、予選4番手と好グリッドを獲得したが、レース中盤にコースアウトし最後9位でフィニッシュと悔しいレースになった。昨年の大会と前戦の第10戦ドイツGPの雪辱を果たすため、2日目のフリー走行と予選でタイムを短縮し、ポジションアップを狙う。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(FP1:16番手/FP2:11番手)
「今日は天候が不安定で、かなりトリッキーなコンディションでした。FP1はウエットコンディション。FP2はミックスコンディションでしたが、セッション終盤はほぼドライとなり、スリックタイヤで走行することができました。ドライ&スリックは、いい感じでしたが、セクター3と4でクリアラップが取れず、ラップタイムを上げることができませんでした」
「しかし、マシンのフィーリングには満足しています。ドライのペースはよかったと思います。アッセンはいつも天候が不安定ですが、明日もどのようなコンディションになってもいいように準備を進めます」