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<p>日本人は行儀良いリーダーの弱点をわかってない | 読書</p><p>旧来の日本人だとヤンチャだと思えるような人が組織を成功に引っ張っていく時代になってきました。</p><p>ものごとを順序立てて考えることができ、段取りをつけて計画どおりに実行する力を持ち、つねに周囲への配慮を怠らず、冷静沈着で、部下から尊敬される人格者――。これまで日本人が求めてきたリーダー像はこういっ…</p><p>それどころか、いま多くの日本人が持っている(出木杉くん的な)リーダー像は、すでに賞味期限の切れた旧来型の感覚だとすら著者の妹尾氏は指摘する。しかもそれは日本だけの問題ではなく、世界的な傾向でもあるようだ。 だとすれば、世界が求めるリーダー像はなぜそれほど変わってしまったのだろうか? 妹尾氏によれば、それは時代の変化だ。現代社会がまったく先を見通せない「激変の時代」になったからだというのである。 <目の前にある食物をとって食べるだけの狩猟採集生活から、食物を自分たちの知恵と力でコントロールすることに成功した「農業革命」。小規模手工業を近代的大規模工業へと進化させた「産業革命」。情報ネットワークの創造による「情報革命」。 いま起きているのは、これら3大革命に続く、未知の「第4の革命」だ。 これまで200〜300年かけて変化してきたことが、数年、場合によっては数カ月で様変わりしてしまう。それが「いま」なのだ。>(23〜24ページより) →</p>