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<p>日本発、LGBTQ+フレンドリーなランジェリーブランド6──心地よい下着でありのままの自分に。</p><p>ジェンダーや体型に自由な下着を! 日本発、注目ランジェリーブランド6。</p><p>ランジェリーは、身体に一番近く、自分の性と向き合いながら選ぶアイテム。いま日本では、LQBTQ+フレンドリーなデザインも手がける気鋭のランジェリーデザイナーが台頭している。プライド月間を機に、下着への固定観念にとらわれないジェンダーニュートラルなアイデアをもつ6ブランドを押さえておきたい。</p><p>画家のエイミ・スズキとコラボレーションしたブラレット&ブリーフ「Baphomet (2014) Bralette&Brief」¥17,380(販売終了)/IMASA 大阪を拠点にするAsami Higaによるイマサ(IMASA)は、官能的でロマンティックなテイストが得意なランジェリーブランドだ。2020年に発表したデビューコレクションでは、画家のエイミ・スズキとコラボレーション。両性具有の身体をもつ悪魔で知られるバフォメットが描かれたデザインを披露した。ジェンダーニュートラルのアイテムとして提案するブリーフは、フロントのポケットを切り替えることで、さまざまな体型にフィットする設計だ。「性別を問わず個人として尊重され、幸せを求めることのできる未来へ」というメッセージを込めている。 ノンワイヤーソフトブラ「Shine a light bralette」¥6,510 ブリーフ「Shine a light brief 」¥7,540/IMASA ALBÂGE LINGERI 現代を生きる人々の戦友ランジェリー。 ボディスーツ「Iris Long Sleeve Open Back Body」 ¥27,505/ALBÂGE LINGERI ヨーロッパのレースを用いながら、日本人の体型にあった下着を国内生産で提案するアルバージェ ランジェリー(ALBÂGE LINGERIE)。"現代を生きる人々の戦友ランジェリー"をコンセプトに、パリでランジェリー作りを学んだ高崎聖渚がデザインを手掛ける。ブランドの代表的なデザインである、カップ付きのボディスーツやワンピース、タンクトップブラなどは、ファッションアイテムとして着こなしを楽しめる。またデザインや機能性だけでなく、SNSを通じて顧客へダイレクトにコミュニケーションをとっているのも特徴。ビジュアルにドラアグクイーンを起用するなど、セクシャリティやジェンダーを問わずに商品を紹介している。 ブラ「Liberte Curtain Lace Bra 」¥18,590 ショーツ「Liberte Playful Back Shorts 」¥9,790/ALBÂGE LINGERI https://maison-xy.com/ SOEUR TOKYO アクセサリー感覚で身につける“オーバーウェア”。 〈左〉ボディスーツ「Round Body」 ¥29,000 アーム&レッグウェア「2 ways Mesh Arm/ Leg」 ¥20,000 〈右〉トップス「Guard Unisex Cotton Tops」 ¥25,000 パンツ「Guard Unisex Cotton Pants Form2」 ¥38,000/SOEUR TOKYO 「ランジェリーでもない、衣服でもない“オーバーウェア”」をコンセプトにするスールトーキョー(SOEUR TOKYO)。アクセサリー感覚で、服の下にも上にも合わせられ、2Way、3Wayと着用方法をアレンジできるのも持ち味。トライアングルのブラをレイヤードしたボディスーツや、アシンメトリーのブラやショーツなど、一見ハードな印象を与えながらも、メッシュのチュール素材などを使ってボディに優しくフィットするデザインに仕上げている。 デザイナーのsakuraは、パリでランジェリーの専門学校FORMAMODで学び、卒業コレクションでは最優秀賞を受賞。日本に帰国後の現在は、デザイナーが一着一着仕立てるメイドトゥーオーダーを受けている。また環境問題にも関心を持ち、不要になった服を用いた“オーバーウェア”の開発も行う。スールトーキョーでは「“カテゴライズされない” クリエーションを重視し、 特別枠のようなLGBTQ+という言葉は使用していません」とデザイナーのsakura。「私たちが尊重するのは、ジェンダーのカテゴリーすらなく、着る人が着たいものを着るという世界。誰かの選ぶものにあれこれ言う権利は私たちクリエイターにはありません」という。 ハーネス「Inequality Tactical Harness Body」¥18,000 タンガショーツ「Inequality Asymmetry Tanga 」¥9100 ブラ「Inequality Asymmetry Bra 」¥17,650(販売終了)/スールトーキョー YUVI KAWANO 服と下着の境界線を超える“クランジェリー”。 ブラ「Soft bra 」¥10,000 ショーツ「Pocket Thong」¥7,500/YUVI KAWANO ロンドン芸術大学で現代美術と哲学を学び、ロンドンのランジェリーブランド「E.L.F Zhou London」で経験を積んだデザイナーによるユウビ カワノ(YUVI KAWANO)。「ジェンダー、国籍、人種、職業様々な隔たりや壁を超えてゆけるもを生み出しいく」という思いのもと、服と下着の境界線を超える“クランジェリー(cligerie=clothe+lingerie)”を発表している。補正や機能性に捉われない、美しく挑発的なデザインがポイント。フランス革命時に女性服から、自由にモノを持ち運べるポケットが取り除かれた歴史から着想を得て、女性の自由を取り返すためのポケット付きのショーツを発表するなど、ランジェリーを通してメッセージを発信する。 ブラ「basic asymmetry soft bra」¥18,500、ショーツ「asymmetry thong」¥8,800/YUVI KAWANO SMIRETURE スキンカラーで構成したリラックスランジェリー。 ブラ「harness layered silkbra 」¥16,400 ショーツ「harness layered silkshorts」¥14,800 /SMIRETURE スミレチュール(SMIRETURE)は、衣装デザイナーとしても活動するnanami takeyamaが2021年にスタート。ファーストコレクションでは、人々の肌に着目したカラーパレット、肌と同じタンパク質であるシルクを素材に選んだランジェリー、ラウンジウェア、ニットウェアを発表した。また「自分自身をはじめ、地球や環境、動物に配慮した上質な服を着ることがおしゃれ」という理念のもと、ポジティブな影響力を与えられるファッションやスタイリングを打ち出している。ハンドニットのランジェリーは、家でのリラックスタイムにもぴったり。 スミレチュールでは毎シーズン、ユニセックスのアイテムを発表。「ランジェリーブランドだからこそ性に固執するのではなく、ナチュラルな形でジェンダーのボーダーを越えていけるような提案をブランドとして心がけています」とデザイナーは話す。 ブラ「hand knit bra」¥22,600 ショーツ「hand knit shorts」¥16,300/SMIRETURE</p>