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<p>JAL×HafHの航空券サブスク、申し込む前に知っておきたいこと【コラム】 – TRAICY(トライシー)</p><p>JAL×HafHの航空券サブスク、申し込む前に知っておきたいこと【コラム】</p><p>日本航空(JAL)とKabuK Styleは、旅のサブスクサービス「HafH」会員を対象に、「航空サブスクサービス」の実証実験第2弾を7月1日から開始した。 JAL国内線143路線を利用できるもの。航空券は1区間あたりH […]</p><p>日本航空(JAL)とKabuK Styleは、旅のサブスクサービス「HafH」会員を対象に、「航空サブスクサービス」の実証実験第2弾を7月1日から開始した。 JAL国内線143路線を利用できるもの。航空券は1区間あたりHafHコイン350〜600コインで交換できる。また、初月に付与される「旅ガチャチケット」やHafHコイン300コインを使い、ランダムな行き先の航空券に交換できるガチャを設定している。実施期間は7月1日から9月30日まで。 プランは、「JALで行く旅ライト」(月額29,800円・1,000コイン付与)、 「JALで行く旅スタンダード」(同39,800円・1,400コイン付与)、 「JALで行く旅プレミアム」(同82,000円・3,000コイン付与)の3種類。登録から3か月間の継続が必要となる。初月のみ付与されるコインが300コイン少なく、「旅ガチャチケット」が付与される。 損得勘定はしない方が使えそう? あくまで「サブスク」であるから、損得を勘定することは難しい。ただ、参考までに、各プランとコイン付与数から計算すると、1コインあたり30円相当と考えると妥当だ。 そう考えると、「旅ガチャ」は1回9,000円。リクエスト制の航空券予約は350〜600コインであるので、概ね10,500円から18,000円相当、と解釈できる。足元の航空券相場を考慮すると、一部の短距離路線を除き、JALの国内線航空券は1区間1万円を下らないので、価格設定としては標準的だろうか。 一方で、JALでは、JALマイレージバンク会員向けに「どこかにマイル」を設定している。「どこかにマイル」は、6,000マイルで往復分のJAL特典航空券と交換できるサービス。目的地は申込時に表示される4つ(鹿児島・沖縄/那覇発は3つ)の候補の中からランダムに決まる。出発地は東京/羽田・大阪/伊丹・大阪/関西・鹿児島・沖縄/那覇の5空港から選べる。 この「どこかにマイル」は往復6,000マイルであるのに対し、「旅ガチャ」は片道300コイン。往復で利用する場合、もう片道は自身での手配が必要だ。単純に比較はできないものの、往復で手配ができない「旅ガチャ」のお得度や利便性は「どこかにマイル」に比べてイマイチというのが率直なところだ。 また、忘れてはいけないのは、今回の実証実験ではマイル、FLY ONポイントの付与対象外であることがあらかじめ明記されている点だ。実証実験第1弾では、長距離路線を上級会員への”修行”目的で利用できることも話題となったが、今回はそういった”スイートスポット”は排除された。 お得度を大きく左右する航空券の必要コイン数だが、HafHは公式に公表しないことにしている。このため公式には、3か月間継続が必要なJALとのコラボプラン、既存の場合は89,400円を支払わないと、必要なコイン数すらわからない、ということになる。筆者の個人的所感ではあるが、航空券の必要コイン数は、事前に公表しても良いのではと思う。 SNS上では「航空券が手に入らない」投稿も、一体なぜ? 実際に利用しているユーザーの声がSNS上に投稿されている。その中には、「JALで空席があると表示があるのに、予約ができなかった」という投稿も見受けられる。 HafHは、この航空券の予約はあくまでも「リクエスト予約」であるとしていて、「航空券の予約申込・利用条件等」として提示されている文書の中に、「JALで行く旅プランは、航空機の空席を前提とした、空席サービスの提供となります。JALと当社で契約をしている座席数には限りがあり、残席状況によっては、ご希望通りに予約確定とならない場合もございます。予めご了承の上、プラン登録をお願いいたします。ご希望の便をご案内ができない場合は、できる限り近しい便等にて代替案をご提示します」と記載がある。 「航空機の空席を前提とした、空席サービス」であるにも関わらず、「JALと当社で契約をしている座席数には限りがある」という説明は、論理が通っていない気がするのだが、とにかく航空券の予約は、空席があっても、リクエストが通らないことがある、ということのようだ。 この「空席があるのに予約ができない」問題点は、HafHとJALによる実証実験第1弾でも存在していて、本誌でも指摘をしていた(</p>