2022/07/23 10:33
元総理を銃撃した山上徹也容疑者の供述から再び注目を集めている「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)。宗教と政治の問題に詳しいジャーナリストで作家の鈴木エイト氏はその勧誘の実態について、次のように明かす。
「旧統一教会が日本に入って来てから約60年が経過しているが、その間の様々な失敗例も踏まえ、“こうすればスムーズに導くことができる”という勧誘の道筋が洗練され、システマティックに、組織的に行われている。
また、下の世代、次の世代への指導も行われていて、いま街頭で勧誘しているのは、ほとんどが二世信者だ。教団の考え方の中で生きてきた子たちは、“騙して連れて来たとしても、本当に素晴らしいものに導くことが出来るのであれば、その嘘は徳を積むものだ”と教え込まれているからだ。
ただし、2015年以前はこうして街頭で勧誘された信者が勧誘員をやるという、入れ子構造も多く見られていたが、近年はなかなか信者が獲得できなくなっている。また二世信者の中にも葛藤を覚え離れたいと悩み離れていく子もいる」。
それでも、大学構内での信者獲得は今も続いていると警鐘を鳴らす。
「もともと河川清掃ボランディアといったものを入口にすることが非常に多かったが、最近よく掲げているのが“SDGs”を旗頭にした、“カレッジサミット”や“オンラインセミナー”などを開催、学生や教員を引き込む。知らずに参加している人は大勢いると思う。SDGsには要注意だ。大学のサークルの中にいる偽の学生が教団の施設に連れて行くという事例もあるし、身近にいた2世から誘われる可能性もある」。
先週には東京大学の学生新聞『東京大学新聞』が「近年活動を活発化させている新宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と歩調を合わせる『東大新報』は、当社とは関係ありません。当社は、電話による勧誘などは一切行っておりません。」との声明を発表した。
こうした名前のよく似た学生新聞は全国の複数の大学で発行されており、その母体が、旧統一教会の組織した学生団体といわれる「原理研究会」であることが指摘されているのだ。
鈴木氏は「これは略称でCARP(カープ)とよばれるもので、表向きは旧統一教会とは別団体ということになっているが、実際は一緒で、構成しているのはほとんどが2世信者だ。大学OBや教員からの講読料が資金獲得の手段にもなっている」と説明した。
■「1人で歩いている人がターゲット」
https://times.abema.tv/articles/-/10032376
引用元: ・【社会】 「今はSDGsに要注意だ」旧統一教会による大学キャンパス内勧誘や学生向けオンラインセミナーも?鈴木エイト氏に聞く [朝一から閉店までφ★]
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