最近、AMDは売上が飛躍的に伸びたため、四半期ごとに何百万ドルも投入される研究開発部門の予算を見直す必要に迫られた。
AMDの研究開発部門は、同社の主力製品や新技術をさらに発見し、革新するための支援を行っています。
同社は現在、次世代プロセッサーの設計に注力するニューヨークの独自のCPU設計センターのために、また大規模な新規雇用を検討している。
AMD、CPU開発者とGPU設計チームの雇用を支援するため、ニューヨークにCPUデザインセンターを新設
AMDのMike Evans氏は、AMDのWebサイトで公開されているポジションの概要を一般や採用候補者に伝えるために、スクリーンショットを投稿した。
AMDのCPUセクションのエントリは、複数の検証エンジニア、CPUコアパフォーマンスアーキテクト、シニアInfinity Fabric検証エンジニアの採用を求めている。
これらの職種の多様性と性質を考えると、将来的に拡大・拡張できる別の研究開発拠点の設立を視野に入れているかもしれません。
AMDのCPU部門は、ニューヨーク州ポキプシーに全く新しいサイトを建設するほど、雇用を増やしている。
– AMDのマイク・エバンス氏のツイッター
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ここ数年、AMDはクライアントベースのRyzenとデータセンターベースのEPYCプロセッサーで大きな成功を収めました。
AMDの研究開発部門は予算費が増加し、2016年には10億ドルを超え、2021年には28億ドルに達する。
売上高の最も大きな割合を研究開発費に注ぎ込んでいるため、新しいハードウェアとソフトウェアの進歩を生み出すためのさらなる支援を生み出すことができるのです。
AMD は、Xilinx の買収で得た技術を投入し、グラフィックス プロセッサ ラインに新しい RDNA 3 アーキテクチャのリリースを予定しており、オープン ソースの透明性と互換性に重点を置き、来るべき Zen4 シリーズ プロセッサと、過去数年間の高い成功率により、NVIDIA と Intel は現在の高い成功率を維持する戦略を再検討する必要があるかもしれません。
ソース:wccftech – AMD Expands Research & Development To New York With The Creation of New CPU Design Center
解説:
AMD研究開発の拠点をニューヨークへ。
近年、半導体企業の研究開発拠点やFabがアメリカに新設されることが多くなっています。
半導体企業は台湾、韓国が中心ですが、Fabは何れも最新で大型の製造拠点を米国内に設けることが多くなっており、単純にコストだけではなく、地政学的な安全も求められるようになっています。
そんな中、AMDは研究開発の拠点をニューヨークに新設することになったようです。
AMDと言えば、Ryzen以前は研究開発費に大ナタを振るってブルドーザー以降の赤字の時代を過ごしてきました。
昨年よりAlderLakeでまたIntelが復活してきましたが、サーバー向けのXeonはGoldenCove単一のマルチコア製品が中心になっており、そちらは決して性能では負けていません。
差が付いているのはハイブリッドを採用したデスクトップ製品のみです。
さて、AMDは増えた研究開発費を使ってどのような新製品を見せてくれるのかとても楽しみです。
とりあえず、ザイリンクスを買収して作る新しいAIEはZen4から搭載され、音声に関するAI処理などGPUに搭載される物とは違う簡易的な処理に使われることになるようです。
Ryzen 5000シリーズ
追加された新モデル
従来のラインナップ
Ryzen 5000GシリーズAPU(GPU内蔵・並行輸入品)
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