7月22日付けで、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは、8月6〜7日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第4戦『FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE』について、スポーティングレギュレーション第11条5.および第21条12.に基づき、レース距離を鑑みた事項について発表した。
2ヶ月のインターバルを経て迎えるスーパーGT第4戦は、その大会名のとおり4.563km×100周と、通常の300kmレースよりも長いレース距離が設定されている。5月の第2戦富士も450kmレースとなっていたが、第4戦に向け同様の事項が設定された。
まずタイヤの持ち込み本数については、レースウイークにサーキットに持ち込めるタイヤの本数はメーカーごとに1台あたりドライタイヤ7セット、ウエットタイヤ8セットまでとされる。ただし、第1戦以降においてその供給先の競技参加者のいずれもが優勝できなかったタイヤメーカーは、ドライタイヤの持ち込み本数を1台あたり1セット追加できる。なお、今季GT500はブリヂストンが2勝、ミシュランが1勝。GT300はヨコハマ、ダンロップ、ミシュランが1勝ずつを飾っている。
またすでにエントリーリストに発表されているとおり、第3ドライバーの登録が認められる。ただし、第3ドライバーが起用される場合、決勝レースでの運転距離が50km未満のドライバーにはポイントは与えられない。
そして今回も第2戦同様、GT500、GT300ともにピットインの義務回数が設けられた。決勝レーススタート後(フォーメーションラップを終了し、スタートラインを通過した後)、最低2回の給油が義務づけられる。
この項目は第2戦でも義務づけられていたが、途中の赤旗中断により義務づけが撤廃され、GT300ではすでに義務をこなしていたチームが結果的に“損”をすることにもなったが、今回は第2戦前に発表されたブルテンには記載されていなかった項目が加えられた。今回発表されたGTAブルテンNo.035-Sに記載された内容は下記のとおりだ。
4.当初の周回数を満たさずにレースが終了もしくは中止となった場合
ピットイン義務等の適用は、国際競技規則第11条9項(審査委員会の権限)に基づき、競技会審査委員会により見直される場合がある。