もっと詳しく

>違法動画の削除申請のハードルは、アニメによって異なる。大手出版社、アニメ会社は自動識別システム「コンテンツID」を導入しているケースが多く、違法動画がアップロードされても自動的にAIが削除する仕組みが確立しているという。一方で、柳瀬氏は「『邪神ちゃん』のような中堅以下の会社のアニメではそれを持っていないんです。なのでコストをかけて対応していくよりほかない」と苦悩を吐露。コストが還元される保証はないため「とても対処に困る大きな問題」と語った。そこで、削除ではなく、グーグルに公式動画を本物と認識させようと〝フライング公開〟を実施した。「誰よりも早くグーグルのアルゴリズムに『ここが本物』っていうことを教えることができて、それがかなり問題の解決に役に立つということが分かった」と手応えを語った。