ナイロン6原料となるカプロラクタム(CPL)の市場環境が欧州や中国で悪化している。欧州では天然ガス危機が再燃するなかで、CPL工場のコスト上昇のみならず多様な業界に影響が広がり、購買意欲が減少傾向にある。中国市況も川下需要の停滞を受けて落ち込んでおり、中国にアジアの市場環境も引きずられ始めている。CPL大手のUBEはタイおよびスペインのCPL工場の減産を強化して対応するが、少なくとも秋口までは中国の需要回復は見通しにくい。「今の中国スポット価格は誰も限界利益の取れない水準。今までみたことがないレベルの減産が起こっても不思議ではない」(UBE)という。続きは本紙で
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