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<p>眠り過ぎは寝不足よりも身体に悪い!? 正しい睡眠を知る方法。</p><p>睡眠の取り過ぎによる危険性は、睡眠不足の3倍にまで達することも。</p><p>アルツハイマーや認知症にも深い関連があるとされる睡眠だが、靴のサイズや身長が千差万別であるように、みんなに共通の「正しい眠り方」はないようだ。では、どうすれば自分に合った睡眠を知ることができるだろう? 睡眠科学の専門家たちが、睡眠のメカニズムに基づいた、良質な眠りのためのTipsをアドバイスしてくれた。</p><p>ノンレム睡眠10~25分間持続。心拍数が下がり、軽めの眠りにつく。 ステージ3 ノンレム睡眠 20~40分間持続。これが、最も重要かつ深い(または徐派)睡眠の段階。再生と体の修復のカギを握っており、翌日、十分に休めた気分になれるかどうかを左右する(このステージで目が覚めると、気分がボーっとする)。外的刺激に対する反応が鈍り、起きづらくなる。年齢を重ねるとともに、この段階に費やされる時間は減少する。 ステージ4 レム睡眠もう1つの熟睡段階であるレム睡眠では、脳がはるかに活発に働いている。実際、この段階の脳の活動は、起床中の脳の働きと違いがない。寝言、悪夢、夢中歩行、そして鮮明な夢を経験する可能性が高まるのも、この段階。 人間は、これを一晩で4~5サイクル繰り返している。最初の睡眠サイクルではレム睡眠が比較的短く、ノンレム睡眠が長めになる傾向にあるが、夜が進むにつれてレム睡眠が長くなり、ノンレム睡眠が減少する。つまり、心がより活動的になる一方で、身体はさらに深い睡眠に入るということだ。 睡眠不足は本当に身体に悪い? 現代人は、世界的にまん延した睡眠不足に常時悩まされている。そう考えるのは、ウォーカー博士だけではない。WHOもまた、「先進工業国全般で睡眠不足がまん延している」と宣言しているように、1940年代に、一晩で7時間49分であったアメリカ人(成人)の平均睡眠時間は、現在、6時間31分にまで減少している。あるいは、イギリス人の平均は6時間49分、そして日本では、平均で6時間22分という統計がある。こうした睡眠時間の減少を招いている要因の一つとして、テクノロジーの進化が挙げられる。睡眠不足には危険が伴うとわかっていながらも、私たちは、四六時中「オン」であることが当たり前だとされる社会状況から、逃れられずにいる。 Most Popular</p>