重い障害があるため、地元小学校への入学が認められていない9歳の男児が相模原市にいる。同市中央区に住む佐野涼将君。人工呼吸器やたんの吸引が必要な「医療的ケア児」だ。「教室に入れなくても、友達との時間を共有したい」。佐野君は、こう願う両親とともに、2年以上にわたって自主的に集団登校に加わっている。
▽入ることができるのは入り口まで
「おはよう!」。今年3月の朝、両親にバギーを押され、自宅近くの集合場所に向かう佐野君の姿があった。児童たちと約1キロの道のりを登校し、共に校門を通る。
しかし、現時点で入ることができるのは、小学校の建物入り口で靴を履き替える場所まで。佐野君はその場で友達と約10分間交流するが、校内や教室で過ごすことはできない。2020年度から2年以上、ほぼ毎日、この自主的登校を続けている。
▽右手の指で意思表示
佐野君は出生時のトラブルにより、脳にダメージが残った。チューブで胃に栄養を送る「胃ろう」も必要だ。発語はないが、右手人さし指を動かし、好きなものは何かなど意思表示をする。左手や足、唇や頭を動かすときもあり、顔色が赤くなったり、涙を流したりすることもある。
市教育委員会が入る相模原市役所
就学先について、両親は悩んだ。母親の綾乃さん(43)は「息子は世の中に受け入れられていない」と思うこともあった。そんな中、地元小学校に先に入り、当時5年生だった兄(14)の言葉に背中を押された。「地域の学校がいいと思う。同じ年の子に慣れた方がいい」
両親は訴える。「涼将は相模原に生まれて、これからも生活する。地元の友達に知ってもらって、関わってもらう場をつくってほしい」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/d89fcc7484b0e1bd3e6711b9b5d5592462d0cb6a
引用元: ・【神奈川】人工呼吸器を付けた「医療的ケア児」は地元の小学校に正式入学できるのか 「自主的集団登校」続ける相模原市の9歳男児 [ぐれ★]
云いつけられて空気を読んで付き合ってるだけの子をそう言ったら可哀想だよ
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