MediaTekは、現行のDimensity 9000の後継となる新たな高性能チップ「Dimensity 9000+」を発表しました。その名称の通り、Dimensity 9000をベースにして作られた新型プロセッサは、”同じものだが、さらに良い”性能に仕上がっていると言えます。
まず始めに、CPUは5%、GPUは10%それぞれ高速化しています。CPUの性能向上は、クロック数が上がったメインコアのARM Cortex-X2のおかげですが、効率コアのCortex 510についてはクロック数が明らかにされていません。
オリジナルのDimensity 9000と同じ設計ロジックと製造プロセスを基にしているので、その他の仕様は変わっていません。既にDimensity 9000を採用しているメーカーは、今年の半ば以降にこの新しいチップを搭載したスマートフォンを投入するはずです。
この種の性能差は、ハイエンドユーザー、特にゲーマーや高品質な写真・動画を撮影する人にとって魅力的な可能性があります。
特に、競合となりそうな「Snapdragon 8+ Gen 1」をQualcommが先日発表したことから、優れた性能を披露したいMediaTekにとって、Dimensity 9000+は技術的な基準となります。
この記事は、編集部が日本向けに翻訳・編集したものです。
原文はこちら
The post MediaTek Dimensity 9000+が性能の限界を押し上げる first appeared on Ubergizmo JAPAN.